FLIG サスペンションユニットの分解
さて、サスペンションユニットがスムースに動くのは走行距離による馴染みの問題なのか、オイル漏れを起こしたオイルシールに摺動抵抗が無くなったからなのか。それともやはり SEV 効果なのか。これより検証に入る。かなりの枚数に及ぶ写真の量だが、今後ぼくがサスペンションユニットの分解が出来るよう講習会も兼ねていますので、My サービスマニュアルのつもりで撮影しました。ですので興味の無い方は、パーっと飛ばして頂いて結構毛だらけ猫灰だらけ、くりちゃんバスって感じです。どうもこの人絡むと言葉が変になる。

それではお願いします。初めにインナー中央部にある

サークリップを外します。

これがキモリお手製のSST(スペシャルツール)。これもう1セット製作して頂けることになっています。

こちらでインナーチューブをロック。

もう一つは、トップキャップを掴めるようになってます。おっと、エアー抜くの忘れてたの図。

これでトップキャップが緩みました。

インナー上からオイルを臨む。

分解する前に油面を測ってみると140mm。後に出てくるフリーピストンの長さを考慮しても見た目ほどオイルは減っていない模様。

中にあるフリーピストンからイモネジを外す。

これもSSTで先端でオイルまみれになっているのがイモネジ。

更に太いネジの付いたSSTでフリーピストンを引き出す。

逆さにしてストロークさせてオイルを排出。

注)このときサークリップが嵌っていた溝をダストシールまでストロークしないように。

オイルはドロドロに汚れていました。

アウターチューブからボトム部分を外します。

この時も溝がシールまで行かないように。

そしてインナーをSSTでくわえ、

また別のSSTを使いインナーのボトムにねじ込んであるピストンを緩めます。

出てきたのがダンパーユニット。ピストンがスライドしてラビリンスの穴を塞いで行くとオイルの流量が変わる。

これでインナーが抜けます。

次にアウター上部のダストシール組み付け部を外します。

こちらもSST。

ダストシール部が外れました。

その奥にあるのがオイルシール。

先ほどのSSTを使い万力に固定。

アウターを手で回せば緩みます。

黒いのがオイルシール。

オイルシールはカラーと共に出て来ます。

その下にもう一つOリング。

茶色に見える部分がインナーを支持するスライドブッシュ。砲金製かと思いきや樹脂製だという。

内部を洗浄。SEVが作用したとすればこのスライドブッシュかな?

こちらが新型オイルシールキット。ドイツ製で早いピストンスピードに対応するらしい。

ブルーのリングがオイルシールで黒のOリングはエキスパンダの役目。これに合わせてアルミ製のカラーも新たに製作。

これがセットした図。

反対側(組み付け状態で下側)から見た図。オイルシールの向きに注意!

先ずはOリングを入れて、

オイルシールセットを入れます。

リングナットを掛けて、

最初に入れたOリングが潰れるくらいに手締めします。

この締め付けが弱いとオイル漏れの原因に。

ダストシール部をセット。

こんどはインナー中心から外しておいたサークリップを先に嵌めてしまします。

理由は、インナーボトム側(写真だと上側)先端がテーパーになっていますので、こちら側から入れる方がサークリップの合口でインナーに施してあるカシマコートを痛め憎いから。

そしてアウターに挿入。

次に洗浄したダンパーユニットを組み付けます。

ピストンの緩み止めにロックタイト222。

くだんのSSTを使い組み付け後、最低1時間、出来れば一晩硬化を待ちます。

料理番組のようにサスペンションオイルを注入する絵になってますが、木森さんのエロい話を1時間聞いた後ですから。

サスペンションオイルは♯10 です。

オイル注入後、ゆっくりと数回ストロークさせ、ピストン下部にオイルを満たします。気泡が出なくなったらOK。

オイルレベルはインナーを引き上げた状態で上面から160mm(+-5mm)。残念ながら細いスケールなので150mm までしか目盛がない。

多すぎた場合は逆さにせず注射器で抜き取る。

油面が決まったらフリーピストンを挿入しますが、この時に使うSSTがミソでネジ部中央と棒側面に開いたトンネルからエアーを抜きながら組み込めますのでサス内のエアーを完全に追い出せます。

フリーピストンの上部にオイルが浸る程度まで押し込みます。その後フリーピストンの穴を塞ぐイモネジをセット。

ストロークしてみてフリーピストンが動きに同調していればエアーの噛みこみが無いことを確認出来ます。

最後にトップキャップを取り付けて、

エアーを入れれば完成。

これでキモリのバッチグー! あー長かった。でも記憶の新しい内に書いておかないと最近体で覚えたことも忘れますからね。木森さん、解説これで合ってますか?ご指摘ありましたらメッセージ下さい。

それでは車体に組み付けます。
新品オイルシール組み込みで絶対に摺動抵抗は多くなってるはず。ぼくの予想では最初の渋さに戻ると予測。果して、動きはどうだ?
明日につづく、

アウターチューブにはSEV を貼ったままだ。

あれ?扉の向こうから誰かが、

木森さんとこって、こんなベッピンな事務員さん居たっけ?
「あの〜」
「は〜〜い!」

何だ!木森さん ポスターだったのね
さて、サスペンションユニットがスムースに動くのは走行距離による馴染みの問題なのか、オイル漏れを起こしたオイルシールに摺動抵抗が無くなったからなのか。それともやはり SEV 効果なのか。これより検証に入る。かなりの枚数に及ぶ写真の量だが、今後ぼくがサスペンションユニットの分解が出来るよう講習会も兼ねていますので、My サービスマニュアルのつもりで撮影しました。ですので興味の無い方は、パーっと飛ばして頂いて結構毛だらけ猫灰だらけ、くりちゃんバスって感じです。どうもこの人絡むと言葉が変になる。

それではお願いします。初めにインナー中央部にある

サークリップを外します。

これがキモリお手製のSST(スペシャルツール)。これもう1セット製作して頂けることになっています。

こちらでインナーチューブをロック。

もう一つは、トップキャップを掴めるようになってます。おっと、エアー抜くの忘れてたの図。

これでトップキャップが緩みました。

インナー上からオイルを臨む。

分解する前に油面を測ってみると140mm。後に出てくるフリーピストンの長さを考慮しても見た目ほどオイルは減っていない模様。

中にあるフリーピストンからイモネジを外す。

これもSSTで先端でオイルまみれになっているのがイモネジ。

更に太いネジの付いたSSTでフリーピストンを引き出す。

逆さにしてストロークさせてオイルを排出。

注)このときサークリップが嵌っていた溝をダストシールまでストロークしないように。

オイルはドロドロに汚れていました。

アウターチューブからボトム部分を外します。

この時も溝がシールまで行かないように。

そしてインナーをSSTでくわえ、

また別のSSTを使いインナーのボトムにねじ込んであるピストンを緩めます。

出てきたのがダンパーユニット。ピストンがスライドしてラビリンスの穴を塞いで行くとオイルの流量が変わる。

これでインナーが抜けます。

次にアウター上部のダストシール組み付け部を外します。

こちらもSST。

ダストシール部が外れました。

その奥にあるのがオイルシール。

先ほどのSSTを使い万力に固定。

アウターを手で回せば緩みます。

黒いのがオイルシール。

オイルシールはカラーと共に出て来ます。

その下にもう一つOリング。

茶色に見える部分がインナーを支持するスライドブッシュ。砲金製かと思いきや樹脂製だという。

内部を洗浄。SEVが作用したとすればこのスライドブッシュかな?

こちらが新型オイルシールキット。ドイツ製で早いピストンスピードに対応するらしい。

ブルーのリングがオイルシールで黒のOリングはエキスパンダの役目。これに合わせてアルミ製のカラーも新たに製作。

これがセットした図。

反対側(組み付け状態で下側)から見た図。オイルシールの向きに注意!

先ずはOリングを入れて、

オイルシールセットを入れます。

リングナットを掛けて、

最初に入れたOリングが潰れるくらいに手締めします。

この締め付けが弱いとオイル漏れの原因に。

ダストシール部をセット。

こんどはインナー中心から外しておいたサークリップを先に嵌めてしまします。

理由は、インナーボトム側(写真だと上側)先端がテーパーになっていますので、こちら側から入れる方がサークリップの合口でインナーに施してあるカシマコートを痛め憎いから。

そしてアウターに挿入。

次に洗浄したダンパーユニットを組み付けます。

ピストンの緩み止めにロックタイト222。

くだんのSSTを使い組み付け後、最低1時間、出来れば一晩硬化を待ちます。

料理番組のようにサスペンションオイルを注入する絵になってますが、木森さんのエロい話を1時間聞いた後ですから。

サスペンションオイルは♯10 です。

オイル注入後、ゆっくりと数回ストロークさせ、ピストン下部にオイルを満たします。気泡が出なくなったらOK。

オイルレベルはインナーを引き上げた状態で上面から160mm(+-5mm)。残念ながら細いスケールなので150mm までしか目盛がない。

多すぎた場合は逆さにせず注射器で抜き取る。

油面が決まったらフリーピストンを挿入しますが、この時に使うSSTがミソでネジ部中央と棒側面に開いたトンネルからエアーを抜きながら組み込めますのでサス内のエアーを完全に追い出せます。

フリーピストンの上部にオイルが浸る程度まで押し込みます。その後フリーピストンの穴を塞ぐイモネジをセット。

ストロークしてみてフリーピストンが動きに同調していればエアーの噛みこみが無いことを確認出来ます。

最後にトップキャップを取り付けて、

エアーを入れれば完成。

これでキモリのバッチグー! あー長かった。でも記憶の新しい内に書いておかないと最近体で覚えたことも忘れますからね。木森さん、解説これで合ってますか?ご指摘ありましたらメッセージ下さい。

それでは車体に組み付けます。
新品オイルシール組み込みで絶対に摺動抵抗は多くなってるはず。ぼくの予想では最初の渋さに戻ると予測。果して、動きはどうだ?
明日につづく、

アウターチューブにはSEV を貼ったままだ。

あれ?扉の向こうから誰かが、

木森さんとこって、こんなベッピンな事務員さん居たっけ?
「あの〜」
「は〜〜い!」

何だ!木森さん ポスターだったのね