tern Verge X11 に搭載される SRAM コンポーネントを覗き見る(その2)

昨日の妙な形のチェーンリングギヤ X-SYNC テクノロジーに引き続きリヤメカを覗いてみよう。SRAM マウンテンコンポと聞いてリヤディレーラーのテンションスプリングの硬さからヤホイールの着脱が困難だろなと想像する方も多いと思われる。しかもディスクブレーキだし。先ずはその辺のギミックから。

流石は、SRAMマウンテンコンポ、DH でもチェーン落ちが無いようビンビンに張ってますな。

この鍵のマークのボタンに注目。

今テンションプーリーは、思いっきり後にのけぞってますね。

これをテンションが解放される方向に押します。

まだまだ、

もうちょっと、

はい、ここで鍵のボタンを押します。

はいこれが、CAGE LOCK ってギミックです。

リヤディレーラーハンガーへの取り付け部分にはテンションスプリングがありませんから完全にフリーです。これによりリヤホイールの着脱は、シマノより容易です。



完全にフリーですからご覧の通りふらふらです。

ロックの解除は、更に前方に押してあげるとパチンとロックが自動的に外れ、

はい元通り。凄いでしょ!

リヤホイールが簡単に外れました。

さてこのカセットスプロケどうやって外すのかな?

ロックリングが無いが、内側に爪がありますね。

シマノのロックリング回しがピッタリ合っちゃた。でも緩んでからも暫くレンチで回さないと出て来ません。

ようやくカセットが外れました。数えていませんが、おそらく10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42T です。シマノのメガレンジのように最後のローが取分け大きくなってます。

これがSRAM の言う「FULL PIN」で123本のステンレスピンでローギヤから順番で繋がっています。これならマディーなコースでも泥つまりはないね。

「品番には、SRAM XG 1175 とあるがカタログスペックには、1150」と書いたが、輸入元のダートフリークでは、ラインナップしていない商品。11 は、11速を示しその後の二桁がパーツのグレードなのでカタログスペックより上のグレードであるようだ。(1150で税別22.000円)

材質はクロモリなのでこんな形でも325.5g と軽くはない。

裏側を見る。

ロックリング(このタイプをロックチューブと言うらしい)は、カセットに仕込まれていて外せない構造。

このギザギザの付いたカラーが回るのだ。

フリーを見る。ローギヤしか掛からない構造。最も、ローギヤにその他のギヤ繋がっているんだからそうだよな。ここで分かった! 何でレンチでずーっと回さないと出てこないのか。圧入されてたんだね。ロックチューブは、セルフリテーリングツールも兼ねていたってことか。

取付けもローギヤがちょっと掛かる所まで入って、それからレンチで締めこんで行くと圧入されるって構造。これならガタが出ないな。凄いぞSRAM!

リヤディレーラー:SRAM X1。こちらもダートフリークでのラインナップにはない製品だが、XO1 とGX の中間グレード。もう一つ、ケージ取付部に注目。

ROLLER BEARING CLUTH とある。ローラーベアリングクラッチと聞くと無段階のワンウェークラッチを想像するがここでそんな機構は必要ない。分解図がどこにもないので、解りかねるが、チェーン暴れに対するフリクションダンパー的な機構であろうと想像する。
最後にX-HORIZE



スプロケットの傾斜に沿って動くのではなく完全に水平方向に動く。変速してもROLLER BEARING CLUTH 部分に位置は変わらずケージが巧みに動き、どのギヤでもガイドプーリーとの距離が変わらないってギミック。

もうこれいらないね!
明日、火曜日は定休日となります。それでは明後日の【橋輪Blog】の予告を
何処が変わったのか解るかな?

【お正月休みのお知らせ】
年末は12月29日まで、新年は1月7日より営業致します

昨日の妙な形のチェーンリングギヤ X-SYNC テクノロジーに引き続きリヤメカを覗いてみよう。SRAM マウンテンコンポと聞いてリヤディレーラーのテンションスプリングの硬さからヤホイールの着脱が困難だろなと想像する方も多いと思われる。しかもディスクブレーキだし。先ずはその辺のギミックから。

流石は、SRAMマウンテンコンポ、DH でもチェーン落ちが無いようビンビンに張ってますな。

この鍵のマークのボタンに注目。

今テンションプーリーは、思いっきり後にのけぞってますね。

これをテンションが解放される方向に押します。

まだまだ、

もうちょっと、

はい、ここで鍵のボタンを押します。

はいこれが、CAGE LOCK ってギミックです。

リヤディレーラーハンガーへの取り付け部分にはテンションスプリングがありませんから完全にフリーです。これによりリヤホイールの着脱は、シマノより容易です。



完全にフリーですからご覧の通りふらふらです。

ロックの解除は、更に前方に押してあげるとパチンとロックが自動的に外れ、

はい元通り。凄いでしょ!

リヤホイールが簡単に外れました。

さてこのカセットスプロケどうやって外すのかな?

ロックリングが無いが、内側に爪がありますね。

シマノのロックリング回しがピッタリ合っちゃた。でも緩んでからも暫くレンチで回さないと出て来ません。

ようやくカセットが外れました。数えていませんが、おそらく10-12-14-16-18-21-24-28-32-36-42T です。シマノのメガレンジのように最後のローが取分け大きくなってます。

これがSRAM の言う「FULL PIN」で123本のステンレスピンでローギヤから順番で繋がっています。これならマディーなコースでも泥つまりはないね。

「品番には、SRAM XG 1175 とあるがカタログスペックには、1150」と書いたが、輸入元のダートフリークでは、ラインナップしていない商品。11 は、11速を示しその後の二桁がパーツのグレードなのでカタログスペックより上のグレードであるようだ。(1150で税別22.000円)

材質はクロモリなのでこんな形でも325.5g と軽くはない。

裏側を見る。

ロックリング(このタイプをロックチューブと言うらしい)は、カセットに仕込まれていて外せない構造。

このギザギザの付いたカラーが回るのだ。

フリーを見る。ローギヤしか掛からない構造。最も、ローギヤにその他のギヤ繋がっているんだからそうだよな。ここで分かった! 何でレンチでずーっと回さないと出てこないのか。圧入されてたんだね。ロックチューブは、セルフリテーリングツールも兼ねていたってことか。

取付けもローギヤがちょっと掛かる所まで入って、それからレンチで締めこんで行くと圧入されるって構造。これならガタが出ないな。凄いぞSRAM!

リヤディレーラー:SRAM X1。こちらもダートフリークでのラインナップにはない製品だが、XO1 とGX の中間グレード。もう一つ、ケージ取付部に注目。

ROLLER BEARING CLUTH とある。ローラーベアリングクラッチと聞くと無段階のワンウェークラッチを想像するがここでそんな機構は必要ない。分解図がどこにもないので、解りかねるが、チェーン暴れに対するフリクションダンパー的な機構であろうと想像する。
最後にX-HORIZE



スプロケットの傾斜に沿って動くのではなく完全に水平方向に動く。変速してもROLLER BEARING CLUTH 部分に位置は変わらずケージが巧みに動き、どのギヤでもガイドプーリーとの距離が変わらないってギミック。

もうこれいらないね!
明日、火曜日は定休日となります。それでは明後日の【橋輪Blog】の予告を
何処が変わったのか解るかな?

【お正月休みのお知らせ】
年末は12月29日まで、新年は1月7日より営業致します