指令!DURA-ACE を電子化せよ!その19

フロントダブル仕様の「DURA-ACE を電子化せよ」は、最終調整段階に入りました。さて、 Di2 フロントディレーラーの調整は如何に?

IMG_8840
 ROTOR Q-RINGS 交換時に CONTROL TECH BB に付いてきた2枚のスペーサーを1枚抜いてみたところ遥かにクランクの回転が良くなった。


IMG_8841
これだけの厚さのスペーサー分クランクがシートチューブに近づくことになる。



IMG_8842
チェーンラインとしては、良い傾向だが、Di2 フロントディレーラーへの条件は更に厳しくなること間違いなし。だが、これだけの良い回転を味わってしまったら元へは戻す気がしないのも確か。


この厳しい条件下で調整が出来るのかやってみる

IMG_8830
Di2 フロントディレーラーでは、HI / LOW アジャストスクリューの調整に必ず必要となる六角ドライバー。ボールポイントは不可。先ずは、インナー側の調整から。


IMG_8833
ケージをシートチューブ方向に近づけるために中央のLOW アジャストスクリューをどんどん緩めて行くが、まだまだ足りない。



IMG_8834
完全に飛び出したLOWアジャストスクリューは、最悪にもクランクアームと干渉!



IMG_8835
既にアジャストスクリューの頭の部分がストッパー部から離れ、用を成していないLOW アジャストスクリューは外してしまえ! 以前にも書いたが、Di2 フロントディレーラーの場合、HI アジャストスクリューもLOW 側に影響してくるので、この状態では、HI アジャストスクリューでLOW 側も制御している状態。

IMG_8832
まだ足りないストロークをHI アジャストスクリューを緩めながら更に内側へ追い込んでいく。次第にテンションが無くなりスクリューは空回りを始める。


IMG_8845
こっちも役立たずになったか、HI 側も外してしまえ!



IMG_8846
HI / LOW 両方のアジャストスクリューを外してしまった。シマノが見たら怒るだろうな。でも、これでいいのだ!これで今、ケージが一番内側に入っている状態。チェーンをインナーローに掛けた状態でシマノの言う「チェーンと内側ケージ間隔が0〜0.5mm に設定する」の0設定。0てことは触っているってこと。これでギリ。その後トップ側を調整するが、スクリューが無いため「トップ位置電子アジャスト」という機能を使う。インフォメーションディスプレーのボタンでアジャストモードにし、標準値から内側外側それぞれ12段の合計24段階の範囲内で調整する。



IMG_8844
何とか調整範囲に収まったフロントディレーラー。クランクとの隙間はギリだ。シートチューブの太いDAHON の宿命だが、後少し足りなかったら電動 フロントディレーラーの取り付けは不可だったであろう。


DSC_3411
KCNC TIWER-TITANNIUM WIRES
ブレーキワイヤー2本セット 14.000円(税別)
最後に、1本7.000円のチタンブレーキインナーケーブルに交換して完成。


IMG_8927

手賀沼サイクリングロードでの試運転は非常に快適であったが、何故かリヤ変速の4〜5速へのアップのみが上がらず、アジャストモードでトップ方向に1ノッチ調整した。他はアップダウン共に完全に同期していたのにこれは原因不明。フロント変速も気持ち良くシフトできるが、10回に一度ほどアウターに上がらない時があった。他の9回に変速スピードが遅いなどの不良が無いため、原因は、オーバルリングによるシフト開始タイミングが関係しているか、 Di2フロントディレーラーのサポートボルト機能を使っていないために、取付剛性が足りない可能性が考えられる。シフトミスしても、もう一度アップボタンを押せば必ずアウターに上がってくれるので問題は無いとみて調整を終了した。


DSC_3495

船長、100%ジュース届きました〜! ごちそう様です!




船長通信

DSC_0155
”でこたん”は、愛媛や広島ではデコポンみかんのジュース100%です。...”でこかん”とも言います。..倉庫で販売しているのが、実物の果実がネット詰めほうだいで300円、清見、デコポンが有りましたが、送りはダメでした。中身の良し悪し有るので時季外れ。...でも、一つ食べて見ると大変美味しかったんですがね!。..大三島大橋の画像添付して置きます。