KIMORI COLOSSUS  HR(エイチアール)

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木森さんから届いたキモリ箱。
中身は勿論”COLOSSUS HR”(コロッサス橋輪バージョン)だ。
それでは早速MEWバージョンのシャシーを見てみよう!

(画像クリックで拡大)
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何とも素晴らしいではないか、ぼくが求めていた究極の形がここにある。



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HED JET 17 FLAMME ROUGE フロント   132.600円(税別)
ホイールサイズ:17インチ クリンチャー
リムハイト:50mm 重量:754g エンド幅:100mm

HED JET 17 FLAMME ROUGE リヤ   147.300円(税別)
ホイールサイズ:17インチ クリンチャー
リムハイト:50mm 重量:927g エンド幅:130mm
仕様:Shimano(10.11) / カンパ

昨今の小径車におけるブーム、大径化(406⇒451)の波に逆境するべく、20”から3”もダウンする17”を選択したぼくの為に、木森さんが再設計、製作して頂いた足回りをお見せしよう。


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フロントサスペンションAssy。



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17インチのホイールに合わせるためブレーキキャリパーの取り付けブリッジを下げている。



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オイルダンパー下部から伸びる10Φパイプの角度に注目。ブレーキの位置だけではなく、17インチ化によるトレール量の変化に対応すべく、キモリジオメトリーが注がれた作品だ。



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そしてこちらが三角形で高剛性と軽量化を実現したセミロンスイ、【PSTA】(ピラミット スペースチューブラーアーム)だ。ぼくのリクエストしたスケッチだと中間にKIMORI のKの字を描く補強が入るはずだったが?


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必然的に必要となるリヤブレーキキャリパー取付用のブリッジが1本だけだ。これで剛性が取れているのだろうか。


やるね!木森さん、チェーンステーに秘密あり

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コロッサスのトラスフレーム及びサスペンションアームは、オリジナルの場合シートチューブとチェーンステー以外、全て特注の10Φクロモリパイプから作られている。ぼくの「オール10Φのパイプで組んでね」のリクエストに答えてくれたんだ。と思いきや、よーく見ると、(よーく見ないと気が付かない。クランクセットを組み付けたらチェーンリングで気付けないだろう)・・・チェーンステーのピポット付近が若干太い。径を測ってみたら15Φある。


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そこからエンド付近の11Φに至るまでテーパードチューブとなっていた。「世の自転車がみんな先細りのパイプを使ったこの形状は、最もシンプルで高い強度を持ち、いかに軽量で製作できる」とは何度も書いたが、一見であれば見抜けないような部分に、さり気なく施された高等技術が光る。補強を入れずに補強していたのである。流石である。製作依頼をお願いしてから木森さんとは、特に打ち合わせをしていなかったが、黙ってこうゆう仕事をしておいて、ジワジワ気付かせるのが木森流。


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フレームのリジット部分はペイントで、サスペンションとして稼働するパーツをメッキするというポリシーだったが、今回は、PSTアームの三角形を強調するために、リヤのエラストマーを押すプッシュロッドはフレームと同じホワイトにペイントして頂いた。


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見よ!この美しい逆三角形の下半身を?



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今回は、同じホワイトながらメインフレームも再塗装した。ペイントワークを行ったのは”デザインBOX イモト”さん。



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シートチューブに入るKIMORI のロゴ。

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クロスメンバーに入るKimori サイン。これとCOLOSSUS ロゴとストライプは、ステッカーではなくイモトさんの手によりマスキングで描かれている。コロッサスフレームの価格にはカラーオーダー(特殊ペイント別途)と、このロゴ入れが含まれている。


傷も無いのに何故、再度オールペイントしたか?


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”HR”の二文字を入れたかったのだ。HR は赤で、黒い細ふちは、「できれば」と付け加えておいた。



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10Φのパイプ、1cm の幅にマスキングにより入れられたストライプとロゴ。しかもHRには細い黒の縁取り(0.5mm はないと思われる)が入っているではないか!イモトさん凄い!ありがとうございました。



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また一段と上からの眺めが良くなったとほくそ笑む

KIMORI COLOSSUS HR