クソ!また雪だ〜、これはもう 「ソリ」 しかない 2

経年変化が少ないモダンなマテリアルでスキーを張り替える

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航空ベニヤでこさえたソリから劣化したプラ板を完全に剥がす



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フレームだけになったソリ。大きいのがメインギヤ用で小さいのが尾ソリ用。尾ソリのフレームがアシカに見える。意図して作ったわけではないのだが、考えたらこの形になった。



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補修材料はカーボンシート。丁度良い端切れが工作室にあった。厚みは0.25mmで紙のよう。
   ま、後で超エキサイティングな補強を入れるが。


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    寸法は290mm × 50mm を2本と決める



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薄手のカーボンシートはペーパーカッターでカット。真っ直ぐ綺麗に切り出せる。



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メインギヤ用2枚と小さな尾ソリ用1枚が切り出せた。早速アシカが登って来たぞ。なんだか可愛くなってきた。



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フレームにスキーを接着するが、一夜漬け仕事故、接着剤が乾くのを待ってはいられない。多用途ウルトラSUに瞬間接着剤。青いスプレーは瞬間塗布後に吹きかける硬化促進剤マッハプライマー。歯科技工士から譲ってもらった大容量のお得サイズ。



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反り返ったスキーを押さえるためのスリットを彫る



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     スキー先端を差込み瞬間で仮止め



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ウルトラSUを塗った後マスキングテープで固定。隙間に瞬間を流し込む。



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        マッハプライマーで固めたら



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即効で使用強度になる。  カーボンスキーの完成です。


          機体に取り付ける

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      お気に入りのバルーンタイヤを外す



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        ホイールを2分割したところ



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ここにソリを差込み、ホイールストッパーで固定。重心位置は、ま適当。次は左に見えるワイヤーで、



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ウイングボルトと共締めする。ワイヤーの長さは6年前に作った時に調整済みだ。



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これが弛んだり突っ張たりするところが”みそ”なんだ。


  ヤベ!店、超暇なのに、スゲー忙しくなってきた


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続きまして尾ソリの取り付け。尾輪の前に黒い長四角の自作パーツが見える。



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             こんな塩梅



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アシカの目玉に輪ゴムを通し、コレに引っ掛けるって寸法。



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     このアシカがまた良い動きをします



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メインギヤの方は、こちらもゴムで輪っかを作り、



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先端に引っ掛ければ終了。後ろのワイヤーが突っ張ってるんで、これ以上は上がりません。



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    ここにもゴムを使ったのが”みそ”なのだ。



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離陸滑走中は、お尻を持ち上げこの姿勢。やがてスピードが乗った頃合をみてエレベーターアップ(お尻を下げ)離陸となるのですが、



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この時、ソリが固定ではお尻が下がらない(頭が上がらない)のです。



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ゴムが伸びて主翼には迎え角がついています。これで初めて地面から離れるのであります。



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ゴムは伸び、後ろのワイヤーは弛んでいますが、尾ソリがありますからこれ以上の角度にはならないわけです。



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地面を離れますと、ゴムの力で機軸線と平行になり飛行に悪影響を与えないってわけです。

あったまイイなオレ!こんなシンプルで確実な構造のソリ、一晩で考え付いたんだから。なんつって。


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さあ、スキー裏面の超エキサイティングな補強とは?
       ソチ五輪チックなハイセンスでまとめてみました

             明日につづく、


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「明日につづく、」て本日の売り上げ、
               たったの300円ですぞ300円

       明後日までつづいたら店潰れっとー!