KIMORI COLOSSUS 更なる進化計画 3
キモリコロッサッスのホイールサイズを20”から17”とすることで出てくる弊害を考える
まずはBBハイト
全体的に車高が下がるわけなので、当然ボトムブラケットの位置も単純計算で1.5インチ下がります。17インチへと小径化してBBハイトを同じにするには、フロントフォークを長くしてリヤアームを下げなければなりません。フレームは変わっていませんので、乗車姿勢はそのままですが、ペダルから地面までの距離が変わってきますね。それではペダルのロードクリアランスは幾つあったら良いのでしょう。他の自転車も測ってみましょう。
DAHON 20インチ(406) 110mm
クロスバイク 700C 125mm
ロードバイク 700C 100mm
ピスト 700C 100mm
KIMORI 17インチ 103mm
これなら何とかクリアー出来そうです
次にブレーキキャリパーの取り付け位置
この状態ですとタイヤブレーキになってしまいます。更にフォークを伸ばしたらキャリパー取付の為にもう一本ブリッジを付けなければなりません。低くなったBBハイトのままで行ければ、ブリッジの角度を下げてやれば届きそうです。(重量増しにもならないし)
最大の問題はフロントのアライメントが変わってしまう事!
フォークコラムの中心線をキャスター角と言います。この線を地面まで伸ばし、車軸から垂直に下した線を見ると車軸の方が後ろにずれています。これがトレイルと言い、自転車に直進性を与えています。トレイルは多くなれば直進性が増し、少なければ回頭性が良く(クイック)なります。曲がったフォークが中心線より前に出ていますが、これをオフセットと言います。
キモリの場合は、サスペンションが動いてないと仮定したならオフセットは、ほぼゼロです。
ホイールを小径化すると直進性に影響が出る
キャスター角が同じでもホイールサイズが変わるとトレイルも変わる
赤い線が20”と仮定します。車軸からタイヤ接地面の距離が長くなるため、トレイルは多くなります。よって小径化するとトレイルが少なくなり直進性が弱くなるわけです。
ならばチョッパーにしちゃえば?
イージーライダーに見るロングフォークは、前輪をグンと前に持っていき、寝そべったキャスター角でトレール一杯、直進性抜群です。
では、フォークエンドの爪を前方に突き出してホイールベースを長くしたらどうでしょう。これはオフセットを付けることになり逆効果となります。突き出した車軸から下げた赤い線はトレールがゼロです。これでは手放し運転が出来ないでしょう。
ではサスペンション付でベント出来ないバイクのフォークは
バイクがないので、久々ポルシェバイクの出番です。
ダブルクラウンフォークは、コラムとフォークがオフセットしています。
オフセットを付けることによって、トレールを少なくし旋回性を良くしている。
だったらオフセットなど付けずにキモリみたいにキャスター角を立てればいいじゃんか!
よう分からんようになってきた。
ロングホイールベースで直進性が良くなった分で相殺てなわけには、なりませぬかね?
これはもう先生に聞くしかない
私も、 「東京サイクルデザイン専門学校」の門を叩くしかないか
キモリコロッサッスのホイールサイズを20”から17”とすることで出てくる弊害を考える
まずはBBハイト
全体的に車高が下がるわけなので、当然ボトムブラケットの位置も単純計算で1.5インチ下がります。17インチへと小径化してBBハイトを同じにするには、フロントフォークを長くしてリヤアームを下げなければなりません。フレームは変わっていませんので、乗車姿勢はそのままですが、ペダルから地面までの距離が変わってきますね。それではペダルのロードクリアランスは幾つあったら良いのでしょう。他の自転車も測ってみましょう。
DAHON 20インチ(406) 110mm
クロスバイク 700C 125mm
ロードバイク 700C 100mm
ピスト 700C 100mm
KIMORI 17インチ 103mm
これなら何とかクリアー出来そうです
次にブレーキキャリパーの取り付け位置
この状態ですとタイヤブレーキになってしまいます。更にフォークを伸ばしたらキャリパー取付の為にもう一本ブリッジを付けなければなりません。低くなったBBハイトのままで行ければ、ブリッジの角度を下げてやれば届きそうです。(重量増しにもならないし)
最大の問題はフロントのアライメントが変わってしまう事!
フォークコラムの中心線をキャスター角と言います。この線を地面まで伸ばし、車軸から垂直に下した線を見ると車軸の方が後ろにずれています。これがトレイルと言い、自転車に直進性を与えています。トレイルは多くなれば直進性が増し、少なければ回頭性が良く(クイック)なります。曲がったフォークが中心線より前に出ていますが、これをオフセットと言います。
キモリの場合は、サスペンションが動いてないと仮定したならオフセットは、ほぼゼロです。
ホイールを小径化すると直進性に影響が出る
キャスター角が同じでもホイールサイズが変わるとトレイルも変わる
赤い線が20”と仮定します。車軸からタイヤ接地面の距離が長くなるため、トレイルは多くなります。よって小径化するとトレイルが少なくなり直進性が弱くなるわけです。
ならばチョッパーにしちゃえば?
イージーライダーに見るロングフォークは、前輪をグンと前に持っていき、寝そべったキャスター角でトレール一杯、直進性抜群です。
では、フォークエンドの爪を前方に突き出してホイールベースを長くしたらどうでしょう。これはオフセットを付けることになり逆効果となります。突き出した車軸から下げた赤い線はトレールがゼロです。これでは手放し運転が出来ないでしょう。
ではサスペンション付でベント出来ないバイクのフォークは
バイクがないので、久々ポルシェバイクの出番です。
ダブルクラウンフォークは、コラムとフォークがオフセットしています。
オフセットを付けることによって、トレールを少なくし旋回性を良くしている。
だったらオフセットなど付けずにキモリみたいにキャスター角を立てればいいじゃんか!
よう分からんようになってきた。
ロングホイールベースで直進性が良くなった分で相殺てなわけには、なりませぬかね?
これはもう先生に聞くしかない
私も、 「東京サイクルデザイン専門学校」の門を叩くしかないか