木森先生の「コロッサスのダンパーユニットを分解する

木森先生の講座に入る前に、木森さんとのメールのやり取りを・・・


橋本さま

お世話になります。

サスの中身の 部品が緩んだと思われます。

インナーの下か ストッパー部。

サスを 送ってください。、修理します。

サスの下の傷は 追加工で修正してみます


そして木森さんよりメールで説明文と写真ファイルが送られて来たのだが・・・



木森さん

サスの修理、ありがとうございました。

Blog で「コロッサスのサスを分解する」をアップしたいのですが、

添付ファイルがどうやっても開けません。セキュリティーを解除したりとやってみましたが、

ぼくのパソコンテクニック(なんだそれ?)を駆使してもダメでした。

写真なしで、このままアップしてしまうと、サス本体の分解説明で

「シコシコ ゆっくり ピストン 顔射」 と木森さんが、変態オヤジとなってしまいます。

もっと一般的な添付方式で再送して頂けないでしょうか?


橋輪さま

いつもお世話になります

画像の件 普通に添付してみます。
数が 多いので 3回ぐらいに分けてみます。




木森さん

今度は見れました。

ありがとうございます。

大変な作業ですね。でも楽しそう?



それでは木森先生の講座が始まります

分解手順

1 エアーをぬく
010


2 サスをさかさまにして 下側を 緩めて オイルを抜く(010から012まで)
011

012


3 013 ピンをいれて インナーの下側を 緩めて 抜くこのときもオイルが漏れるので 注意


4 インナーを 上に抜く
014

015

016

5 エアバルブ部分を コレットでつかみ 抜く(017から019)
017
おっと!早くも自作と思われる特殊工具登場!

018

019


6 インナーの中身のフリーピストンを 棒をさしこんで 抜く(020から021)
020

021



7 フリーピストンの 芋ねじを ぬく
023
段々難しくなってきたぞ!

ここまでの 部品の取り外しは サスを脱脂して うすいゴムでつかんで 手で回して取り外してます。
サスのボディーは フレームから取り外す前に すこし緩めとくといい感じです。

8 あとは 画像のとおりです。
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ふむふむ

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ピンボケもひどくなってきたぞ!


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これは部品なのか、それとも特殊工具?

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このラビリンスに刺さってたパイプは何処へ?

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えっ、何してんの?

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通常オイルを 交換する時は バルブ部品を緩めて サスを下に向けて何回かシコシコしたら(いい響き。。笑) オイルは抜けます。

それから 上部から オイルをいれて 何回かシコシコすると かみこんでるエアーも抜けますが 半日ぐらい 放置しておくのが ベストです。
047

このときの 注意点は ゆっくりと 動かしてください & 絶対覗き込まない。

なんでか?ってぇと メインのオイルラインの 穴から オイルが 飛んできます。

顔射になります。。。笑

まっ そんなプレイが好きなら それもそれですが。。。笑

オイルレベルは 上部から160ミリぐらいです。
048


フリーピストンの組み込みの時に 036の 特殊工具で 組み込みます。
036
この特工は エアーを抜きながら 組み込めますので サス内のエアーを完全に追い出せます。

その時に フリーピストンの上部が 隠れるぐらいオイルを 出します 特工をはずして 芋ねじを ねじのあたりまで組み込みます。

インナーを シコシコして ピストンが 同調していれば エアーのかみこみが無いことを 確認できます。

あとバルブ部の 部品をくみこんで 終了です。
033

034
(僕的には この部品が 特許もんやと 思ってます。。笑 なので あまり言いたくなかったのです。。。笑)

サス本体の 分解組み立ては 画像のとおりです。

オイルシールとか ダストシールは 部品で取り出し 組み込みできるので、ちょいと 組み立てとかできるひとなら 簡単にできると思います。

一箇所だけ 注意点があって オイルシールの押さえの部品を組み込む時
026
(026の 真ん中の部品)

039 040 のように オイルシールの部品がしたのオーリングにしっかり密着するようにがっつり 締めこんで ください。
039

040
このダンパーユニット、オイルシールとエアバルブの虫を除いて、全部木森さんが作ってますからね。このサスが付いたフレームセットで50万円は安すぎる。

ってな 具合です。

画像は 極力手順どおりに 写しましたが

ん? ってとこがあれば メールか 電話してください。

木森


「ん? ってとこがあれば メールか 電話してください。」て、難しすぎるよ木森さん。

油まみれの手で写真50枚以上撮って貰ってて何なんですが、やってる事凄いのに写真みんなピンボケで、唯一ちゃんと写ってたのLOCTITE 222だけですよ。

かなり修正掛けたけどひどいです。はっきり言って、木森先生は写真ヘタです。

次は、木森先生んち行って実演して頂かないと理解不能なので、その節は宜しくお願いします。

作業終了後の座学が朝までコースになりそうだが?


あれっ、こんなメールも届いてた!


橋本さま


ところで

橋輪ブログは 僕の文章そのまま掲載じゃ ないですよね。。。汗

ほんまに この文章では 僕 変態おやじ になっちまいます。。。笑

木森

PS ちょい追加です。
ロックタイトは 低強度を使用。& 1日放置プレイしてください。
(って また言うてるし。。。。激汗)

あとの祭りとなりました