EEZZ を検証する(その3)

EEZZが写真で見た限りでは、理屈上畳めなくなってしまいましたが、昨夜Vector.Y よりFBで模範解答をいただきました。

ブログ中の疑問ですが、これって前のトライアングル(というか四角)の方はピポットがほぼ同一直線上に並んでるので、少し位の回転では一辺の長さの変化はそれほどないはずで、テンションロッドの撓みで吸収できるレベルじゃないかなと言う気がします。 
Vector.Y

               大正解!

大正解だと思います。正確にはDr.Honに聞かねば解りませんが、ぼくなりの考えを述べてみたいと思います。

DSC_0443
今、赤矢印のテンシヨンロットが理論上、鎹となってフロントセクションがこれ以上畳めない状態にあります。

    (上下の写真は同じ)(画像クリックで拡大)
2
更に進むには、a'にいるテンションロットはaまで行かねばなりません。a'のライン上にあるフレームとテンションロットを接合するピロボールの位置は、シートポストの底が動けないためにaに向かいながら放物線を描くことになります。よってテンションロットはbの位置で最大の長さとならなければなりませんが、実際にはロットの長さは変わりません。



DSC_0433
鎹となって突っ張っているテンションロットが、Vector.Yが言うように「テンションロッドの撓みで吸収できる」のならば、この先に進むことが可能になる。なるほど最初からアールを付けてあるのは曲がり易くするためと、予め撓む方向を決めてる(反対に撓むとフレームに干渉する)のではないかと推測できる。


DSC_0443
テンションロッドが撓まないとしたらこれだ。矢印の接合部にラバーブッシュが入ってる。シートポストと底の部品の接合はボルト1本。ここがシーソーのように動けば、テンションロットの突っ張りが逃がせるのかも。


 では何故にDr.Honはこんな構造にしたのであろう

フロント、リヤセクション共に同じストロークにしたら、シートクランプの根本を持ってシートポストを入れたり出したりすれば、傘のように一発で畳めたり展張出来たりしたのではないか?
更にはシートポスト内にコイルスプリングを内臓すればジャンプ傘にも・・・・。(やり過ぎか)

      ジャンプ傘を良く考えてみよう

普通の傘は、広げ切った時にパチンとロックが掛かるが、シャンプ傘はロック無しでも広がったまま。
どうやらここにヒントがありそうだ。 また宿題を出してしまったかな、Vector.Y。

            明日につづく、