”MASI 俊樹”流学11日目

翌朝は風邪もひかないで目覚め、天気もなんとか曇りで落ち着いている。
 
朝食は目玉焼きとソーセージとベーコンと焼きトマト、それに揚げたトーストと普通のトーストもついて大満足。
テーブルには別室にいた老婦人二人も加わりたのしい時間となった
 
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そしてまだ湿っている荷物を積み込み、出発。
 
 
一時間ほどでバーミンガムに到着。
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この街はメタルバンド、Judas Priestの出身地で、あと確かブラックサバスとかも出ているはずだ。
今日はばっちりバンドのTシャツも着てきたし現地のファンと交流できるかもな!

バーミンガムはモーターサイクルのBSA(自転車が先だが)発祥の地でもある。元は小銃メーカーでB.S.Aはバーミンガムスモールアーム。


と意気揚々と散策するものの、どこにもバンドゆかりの地がない。
CDショップはショッピングセンターの中だからいけないし(荷物がとられそうで怖かった)
どこ歩いても何もない。

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一気にしょんぼりとし、なんとか見つけた楽器屋に入るも、やはり何もない。せめてサイン入りギターとか飾っとけや!
 
もう用もないしさっさと先に進むか―と思いきや、道が全く分からない。
どこに行っても車専用になり八方塞がり。
 
気合いで切り抜けようと思ったのが間違いだった。
さ迷い始めて二時間後、スタート地点に戻り、人に聞いてようやくルートがわかった・・・。
 
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さあ、気を取り直して進むぞー!と思った矢先に雨が降り出す。

急いで屋根の下に潜り込み、合羽を装着。帽子の上にフードをかぶり完全武装した。
 雨合羽 参考画像
ちなみにこれは僕ではありません

ちなみにこの合羽、ゴアテックスとかそういう高級品ではなく、ホームセンターで普通に売っているチャリ通の中学生とかが愛用してる品である。
 
もちろんこんなものは海外にはないだろう。
 
道行く人たちの不審そうな目!
 
 
さらに可笑しかったのが、先に進むにつれて、街が移民の街になっていったのだが、頭からすっぽりとベールを被っているイスラム女性にまで不審な目で見られてしまった。
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いやいや、あんたらと大差ないっすよ!?(笑)
 
 
二時間ほど気合いで進んだ。
そろそろケツも体を支えている肩と腕も限界だと思った頃、雨も上がり太陽が顔を出した。
今日という日はなんだったのだろうか・・・。

(流学11日目 Lichfield〜 走行距離104km)
 
               つづく