”MASI 俊樹”流学10日目(人生初のFish&Chips)

翌朝、道は下り坂になり、すいすいと進んでいく。

昼前についた街ではファームマーケットとやらが開催されていて、農家っぽい人たちが自慢の野菜やら、手作りのアクセサリーやらを売っていた。
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ものめずらしくて見物しているうちに、腹が減ってきたので目についた店で人生初のFish&Chipsに挑むことに。

ハムの次は魚とは旅生活もだいぶ潤ってきたものだとにやける。

なにしゃべってるかよくわからない兄ちゃんにテキトーに注文して出てきたそれは、オレの想像を超えたものだった。


魚でかくね!?
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ゆうに20cm以上はある!
マックのナゲットサイズで出てくるんじゃないの!?

そうなんだよ、くそデカいんだよ
        フィシュがおかずで、ポテトがご飯なんだって

しかし、観点を変えてみれば、これだけのサイズの魚ならばパンを食う必要もないし、タンパク質も十分取れる!はず。

と、食べ始めると、この白身の魚は脂ものっていてうまい。(もしかすると揚げた時の油の効果かもしれないが)
いもはまあ、普通だ。


もぐもぐと食べ進めていく。

15分経過。

20分経過。

あと半分か・・・・。
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約1時間後、完食。
塩だけじゃ飽きるわ!!!

とFish&Chipsとのデビュー戦を終えた。

ごもっとも!そうなんだよ最初温かいうちはイケるね〜なんて思うんだよね。でも半分位食べるともうムリ。たいがいソルトしかないんだけれど、ブライトンのピアにあったレストランは良心的で、ケチャップやタルタルソースなど色々出してくれたな。

       そんでも半分食ったら飽きるが


ついでに、出店でミートパイを買って出発。


買ってから気づいたことがある。

このパイ、

オーブンないと食えないやつじゃね?

なにはともあれ走り出した。


バーミンガムまであとすこしかあ、と走っていると、雲行きがどんどん怪しくなっていく。

これは100パー降るぞと思ったらまあ、降って来なすった。

最初のうちは、こりゃ風呂代わりにちょうどいいわーはっはっはっ。なんて思っていたが、進めば進むほど雨脚は強くなり、ついには震える寒さに。


バーミンガムまではあと20km。だけどこれ以上走るのはムリ!とLichfieldという街で宿探し。
ツーリストインフォメーションは店じまい寸前だったようで、やたらテキトーに街の地図を渡され追い出される。

何にも知らない街を、いまいち使えない地図を頼りに進む。

住宅街の中の一軒のB&Bを目指すものの、こんな星印がついてるだけの地図じゃわかんねぇだろうがああああああ!



雨はやむ気配がない。震えながら探しはじめて一時間後ようやくたどり着いた。
さっきから何度も目の前を通っていた家だった・・・。看板くらい出しとけよ!!

チャイムを鳴らし、出迎えたのは能無しアル中ニート亭主といった風貌の男で、おいおいここほんとにだいじょぶなのか?と思ってしまった。

しゃべり方もなんだかだらしない男だったが、すぐに奥さん登場で一件落着。
奥さんのほうはかなり快活で世話焼き上手な感じで、濡れた荷物をテキパキと運び込んでくれ、ようやくあたたかい室内に入ることができた。

シャワーを浴びる前に、昼間のミートパイを思い出し、「すんません、これ買ったんすけどあっためてもらえませんか?」
と訊くと、「あっはっは、あんたオーブンもないのにこんなの買うんじゃないよ」といいながらしっかり焼きに行ってくれた。


シャワーを浴び、焼き立てのミートパイを食う。
どっと疲れが押し寄せてきて、この日はブログを書く余裕もなく眠ってしまった。

(流学10日目 Bakewell付近〜Lichfield 走行距離80km)

               つづく