6月21日 15:38
寒さとともに目覚めた。
朝が来たのか夜が来なかったのか、相も変わらず明るかった。
飛行機の疲れと、重いチャリンコでの移動のせいか、暗くなってから張ろうと思っていたテントにそのままくるまって寝てしまっていた。夜露に濡らされた荷物を片付けていく。
荷物を片付けていると小鹿が茂みから現れ、こちらを見て逃げ出した。決して森の中でも山の中でもない野原に鹿がいるだなんて・・。
荷物を片付け終えたあと、もそもそとした食感のクロワッサンを4つ食べて漕ぎ出した。
地図がないため聞いたことのある地名に向かった。でかい道路にでると民家や人通りは消え、猛スピードで走る車以外何もなかった。
なんか変だぞ!
ひたすら走っていくが、依然として何もない。いい加減腹が減ってきたという頃に、街っぽい、屋根が立ち並ぶほうへと行ってみた。
するとやはり街が現れ、どこで何が買えるかもわからないオレはとりあえずパン屋っぽい店に入った。
そこでお姉さんにパンの具材を質問しながら、肉入りのパンを購入。焼いたブリの身の真ん中らへんにある灰色っぽい部分の味がしてうまかった。(こんな説明でうまいと思っていただけるだろうか?笑)
その後もひたすら進んでいき、走行距離が100Km超えたので宿を探し始める。
が、一泊19ポンドの安宿チェーン店は満室で、おまけに付近にあるBed and Breakfastもすべて満室になっていた。
1£=151円だから約2.800円てとこか
ベット&ブレックファーストはその名の通り素泊まりと朝食のみ
仕方なく街を離れ、エディンバラ方面へと進んでいく。
大きな道は高い壁に囲まれはじめ、路肩もなくなりどうも雲行きが怪しくなってきた。
ひとまず作戦会議だ。と、でかい道から出てすぐ、車から声をかけられた。
なんと警察だった!うっそ、オレなんもしてないよ!?
俊樹、いきなり大ピンチ!