SRAM RED で常識外れのフロント60 / 42T を変速する
フロントアウターギヤを55から60Tへと変更したtern Verge X20
60T のどデカいギヤの頂点から落下したチェーンは42T のインナーギヤにかするもシフトダウンの度に落ちてしまう。
「現行REDのチェーンスポッター付ならな」 絶対絶命かと思いきやいいのがあるじゃん。
前回の記事は⇒こちら
TOKEN Chain Drop Catcher 2.100円
カラー:ゴールド / レッド / ブラック
重量僅か6g ながら頼もしいヤツ。質感もいい。
取付方法はデレィラー取り付けボルトに共締めするだけ
こいつは、いい仕事します
シフトダウンの度に90%チェーン落ちしていたのが100%落ちなくなった
良かった、チェーン落ちの問題はあっさり解決。だがもう一つ大きな問題が。アウターへの変速がまず良くない。どんなに調整しても、たまにサッと上がる時もあれば殆んどがガサガサいいながら5秒以上かかってやっと上がる始末。一般的にアウターとインナーの歯数差は16までと言われている。ま〜18もの差があり、元々無理な話ではあるが、これではシフトアップの度にストレスが溜りまくりだ。
トリム機構をシフトアップ側にフルに使った究極のセッティング
フロントはアウター
リヤはトップ
リヤをローにシフト
フロントをインナーへ。デバイスのお蔭で何の心配もなく。
ここからは、ディレーラーのインナーケージを、より多く外へ動かすセッティングです
インナー、ローの状態でシフトケーブルは緩めておきます。この状態でロー側のアジャストスクリュウを調整し、チェーンとインナーケージの隙間を0mmとします。(若干触っている感じ)この位置でシフトケーブルを固定。
次にクランキングしながらシフター側のアジャストスクリュウを緩めケーブルにテンションを掛けていきます。
どんどんケーブルを張って行くとチェーンとインナーケージの競り合い音が大きくなります。そこから元のサラサラ音のところまで、今度はアジャストスクリュウを締め込みます。これでシフターの遊びは0となります。
さてアウターへ
インナーケージに、より強く押し付けられたチェーンは、なんのストレスもなくサクッと上がってくれました。
ここでトリムの出番!
だがインナーケージは変速が終了しているというのにザラザラとチェーンに押し付けられたままです。
ここでダブルタップレバーのトリム(レバーの小操作で、ちょとだけ動かせる機構)をパチリ。インナーケージがチェーンから離れます。
最後にフロントアウターのまま
トップに入れ
トップ側のアジャストスクリュウを調整しますが
アウターケージとチェーンの隙間が1mm以内であれば、あえて制御せず、締め込んでボルトの先端がディレーラーのボディーに当たるか当たらないくらいで、止めときます。ここでセオリー通りに詰めてしまうとシフターの操作感が重いものになってしまいます。
出来ちゃったかな!
アウターへの変速の後、トリム操作が必要となりますが、
それはそれでマニアックか?
※ tern から重要なお知らせ⇒http://www.ternbicycles.com/jp/