Sturmey Archer 変速不良

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FUJI  SUNDANCE の納車整備中に発覚したスタミアーチャー内装3段変速機の不良。X-RD3って、その名の通り3速だよね。どうやっても2速しかない。この原因に気づいたのは馬鹿力のタケシだった。


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ドラムブレーキ付き内装3速ユニットハブSturmey Archer X-RD3




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スタミアーチャー純正シフター。フリクションでは無く、カッチ、カッチと節度があるインデックスシフターだ。この組み合わせは間違いようがない。コントロールケーブルを繋いでないときは、等間隔で三つのポジションを出すが?。



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ぼくが知ってる内装変速のシフト機構は皆この方式を取っている

車軸内に組み込まれたシフトロットを出し入れすることで変速するのだ。
スタミアーチャーの場合シフトロットの先端にチェーン
(黄色矢印)が付いていて、これをシフトケーブルで引いて、車軸取付ナットの頭から引っ張り出すという方式。
シフトロットはケーブルのテンションを解放した状態で、スプリングにより、一番引っ込んだ位置にあり、これがトップでそこから数ミリずつ引くことにより2・1とシフトされる。
シフトケーブルの張り具合はアジャストスクリュウ
(赤矢印)で行うが、最初の引き始めの遊びを決めるだけで、ストローク量はインデックスシフターが全て賄っている。




       でも、どうやっても2速しかない!

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スタミハブがぶっ壊れてるのかと別の車体の物と入れ替えてもみたが全く変わらず。「なんだよ、これよ〜、くそスタミめがー」




          タケシの馬鹿力発揮!

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腕に青筋を立て、シフトレバーが折れるんじゃないか位の力でレバーを引くタケシ

  すると、カチッ!「あっ、もう1速ありましたねー」

       でもこれじゃ普通の人乗れなくねー!



      
 クソ固いもう1速の原因はどこに?

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原因はこの車軸ナットに有りました。ハブユニットでもシフターでもなく、FUJI のアッセンブリーミスであります。「くそスタミ」なんて言ってごめんなさい。


      いつもの汚い絵で解説します

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トップは解放なのでシャフトよりシフトロットが引っ込んでいる状態で、そこから数ミリ引くと左の絵のようにロットが出てきて2速の位置となります。更に同じ量を引いて1速にシフトしたいのですが、右の絵のようにロットの先端がナットの面まで来てしまっていますので、直角に引くチェーンではこれ以上ストロークさせる事が出来ません。



それじゃタケシはシフトロットが曲がるほど引いたのか?どんな力だ

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ナットを取り付けてしまうとストローク量が見えませんので、並べて測っていきます。黄色ラインがシフトロットの先端を示しています。今トップの位置です。(チェーンを引いている力はゼロ)

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              2速の位置

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今シフトロットの先端とナットが面一です。ここからあと少し引くと1速の位置になるのですが、これでは引けませんよね。



    ここまでやってて情けなくも質素な対策

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ナットの座面に平ワッシャーを1枚追加してストロークを稼ぐ



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ロード屋さんには無かろう部品。軽快車(ママチャリ)用ハブナット座金。



   くそ!原因掴むのに半日潰したわ、まったく

でもその甲斐あって軽快に仕事してくれるスタミアーチャーでした