"STI レバーでVブレーキを引けるか” その2
「それでは実際に取り付けて走行テストと行きましょう」
ということで
何時もテストベンチになってくれるタケシのSpeed PRO TT
ハイグレードブレーキシューに変えたところで全然改善されず、相変わらずブレーキプアーなスピプロ。
鶴亀算でも計算できないこともある
やっぱコイツの仕業か?トラベルエージェント。
V ブレーキをSTI レバーで引けるようにプーリーでストロークを稼ぐんだが・・・・・
大小大きさの異なる二つのプーリーに一本のワイヤーが架かっている。
ブレーキレバーに引かれたワイヤーは内側の小さいプーリーを巻き上げながら大きいプーリーへと繋がる。同じ角度しか回らないが大きいプーリーの方がたくさん巻き取れる。計算上はご最ものトラベルエージェント。
ブレーキ解放している状態。
ブレーキを握った状態。
実に、いい仕事をしているように見えるが?
大小それぞれのプーリーにタイコが架かる穴が開いていて分割した2本のワイヤーで構成されていれば良いが、一本でこなそうとしているので右のプーリーのようにワイヤーが浮いた状態になる。(極端に緩めたが)
結果はご覧の通りで・・・・・
トラベルを稼いだプーリーはブレーキレバーを10mm ほど握ったところで確実にブレーキシューとリムを密着させている。
ここから更に握りこんでブレーキングの強さを調整するはずが、こいつときたら今度はプーリーからワイヤーが浮いた部分を締め上げにかかる。
そうこうしている間にレバーがハンドルバーにくっ付いてしまう。
これではブレーキシューとリムは擦れるが、それ以上の制動力を望むのは皆無で、下りを嫌いになる気持ちも解る。
明日は、トラベルエージェントなど捨ててしまえー!