"STI レバーでVブレーキを引けるか” その2

DSC_2690

「それでは実際に取り付けて走行テストと行きましょう」

ということで

何時もテストベンチになってくれるタケシのSpeed PRO TT


DSC_3303
ハイグレードブレーキシューに変えたところで全然改善されず、相変わらずブレーキプアーなスピプロ。


鶴亀算でも計算できないこともある


IMG_1082
やっぱコイツの仕業か?トラベルエージェント。
V ブレーキをSTI レバーで引けるようにプーリーでストロークを稼ぐんだが・・・・・


IMG_1092
大小大きさの異なる二つのプーリーに一本のワイヤーが架かっている。



IMG_1082
ブレーキレバーに引かれたワイヤーは内側の小さいプーリーを巻き上げながら大きいプーリーへと繋がる。同じ角度しか回らないが大きいプーリーの方がたくさん巻き取れる。計算上はご最ものトラベルエージェント。



DSC_3304
ブレーキ解放している状態。

DSC_3305
ブレーキを握った状態。



実に、いい仕事をしているように見えるが?


IMG_1089
大小それぞれのプーリーにタイコが架かる穴が開いていて分割した2本のワイヤーで構成されていれば良いが、一本でこなそうとしているので右のプーリーのようにワイヤーが浮いた状態になる。(極端に緩めたが)



IMG_1083
結果はご覧の通りで・・・・・

トラベルを稼いだプーリーはブレーキレバーを10mm ほど握ったところで確実にブレーキシューとリムを密着させている。
ここから更に握りこんでブレーキングの強さを調整するはずが、こいつときたら今度はプーリーからワイヤーが浮いた部分を締め上げにかかる。
そうこうしている間にレバーがハンドルバーにくっ付いてしまう。
これではブレーキシューとリムは擦れるが、それ以上の制動力を望むのは皆無で、下りを嫌いになる気持ちも解る。


明日は、トラベルエージェントなど捨ててしまえー!