ロンスイ取付編 その3 KIMORI プロジェクト 21
メッキモリは大変だ!
ここで問題発生! アルミカラーが入って行かない

奥がオリジナルで中に入っているアルミカラーが圧入すること無く、ここまで入るには意味がある。手前がロンスイだが入りが浅い。
「ぼくのCOLOSSUS をメッキで作りたい」と言ったとき、木森さんが嫌がったのはこの事だったのか !
キモリはクリアランスの塊で出来ている。塗装する場合こうゆう部分は全てマスキングしている。
しかしメッキではマスキングができないために中まで入り込んでしまうのだ。
内径を”さらう”にしろストレートリーマーなる道具はうちには無い

オリジナルの内径を測ってみたら8mmジヤスト
ドリルのキリがドンピシャだ!

これでなんとかクリアーできた
キモリは親切 !
この機構は全てのフロントセクションでも使われています

アルミカラーは、プッシュロッドに圧入されつつエラストマーブロック内のベアリングに入りますが、乗っけから圧入が始まってしまうと、その奥のプレーンベアリングの穴にピッタリ合わせるのは至難の業。
ボルトナットで圧入していきますが、、穴がずれた状態で力任せに締め付けるとアルミカラーが潰れる可能性があります。

アルミカラーの先端に注目
上部が先細りになっているのがお分かりだろうか。この部分は圧入されないため飛び出し、ガイドとなって奥のプレーンベアリングに導くのであります。その下の1本筋はグリス溜りの溝。

アルミカラーのネジ穴より細いM5 のボルトナットで圧入していきますが、先ほどの機構により迷うことなく作業できます。最後のボルトナットでの固定は分解で述べた通りです。

プッシュロットエンドにピロボールを取り付けますがナイロンナットの向きが通常の使い方と反対ですね。
これは、大きな力が架かったときにナイロンが潰れて力を逃がし、ネジ部の”せん断”を防止する狙いがあるそうです。

ピロボールでスイングアームとプッシュロットを連結させます。

ピロボールは傾くことなく一番動ける位置でで固定。

これにてロンスイ取り付け作業終了。
実に楽しい作業が終了した
KIMORI プロジェクトで長々と書いてきましたが、アッセンブリーされたCOLOSSUS に乗るののも楽しい、眺めるのも楽しい、しかしCOLOSSUS を”いじる”ことはもっと楽しい。
外見からすると取っ付きにくそうなシャーシだが、設計の良さから「機械いじりが好き」なレベルで分解組立てができてしまう。
そんなメカ好きがCOLOSSUS に触れるときのサービスマニュアルになってくれればとの思いで綴っています。
なんてカッコつ付けてる場合ではない
明日はサイクルモードの会場幕張メッセに搬入だ !
つづく
メッキモリは大変だ!
ここで問題発生! アルミカラーが入って行かない

奥がオリジナルで中に入っているアルミカラーが圧入すること無く、ここまで入るには意味がある。手前がロンスイだが入りが浅い。
「ぼくのCOLOSSUS をメッキで作りたい」と言ったとき、木森さんが嫌がったのはこの事だったのか !
キモリはクリアランスの塊で出来ている。塗装する場合こうゆう部分は全てマスキングしている。
しかしメッキではマスキングができないために中まで入り込んでしまうのだ。
内径を”さらう”にしろストレートリーマーなる道具はうちには無い

オリジナルの内径を測ってみたら8mmジヤスト
ドリルのキリがドンピシャだ!

これでなんとかクリアーできた
キモリは親切 !
この機構は全てのフロントセクションでも使われています

アルミカラーは、プッシュロッドに圧入されつつエラストマーブロック内のベアリングに入りますが、乗っけから圧入が始まってしまうと、その奥のプレーンベアリングの穴にピッタリ合わせるのは至難の業。
ボルトナットで圧入していきますが、、穴がずれた状態で力任せに締め付けるとアルミカラーが潰れる可能性があります。

アルミカラーの先端に注目
上部が先細りになっているのがお分かりだろうか。この部分は圧入されないため飛び出し、ガイドとなって奥のプレーンベアリングに導くのであります。その下の1本筋はグリス溜りの溝。

アルミカラーのネジ穴より細いM5 のボルトナットで圧入していきますが、先ほどの機構により迷うことなく作業できます。最後のボルトナットでの固定は分解で述べた通りです。

プッシュロットエンドにピロボールを取り付けますがナイロンナットの向きが通常の使い方と反対ですね。
これは、大きな力が架かったときにナイロンが潰れて力を逃がし、ネジ部の”せん断”を防止する狙いがあるそうです。

ピロボールでスイングアームとプッシュロットを連結させます。

ピロボールは傾くことなく一番動ける位置でで固定。

これにてロンスイ取り付け作業終了。
実に楽しい作業が終了した
KIMORI プロジェクトで長々と書いてきましたが、アッセンブリーされたCOLOSSUS に乗るののも楽しい、眺めるのも楽しい、しかしCOLOSSUS を”いじる”ことはもっと楽しい。
外見からすると取っ付きにくそうなシャーシだが、設計の良さから「機械いじりが好き」なレベルで分解組立てができてしまう。
そんなメカ好きがCOLOSSUS に触れるときのサービスマニュアルになってくれればとの思いで綴っています。
なんてカッコつ付けてる場合ではない
明日はサイクルモードの会場幕張メッセに搬入だ !
つづく