ロンスイ取付編 KIMORI プロジェクト 19

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まずはKIMORI  COLOSSUS をひっくり返します。



プッシュロッド(シートステー)とダンパーユニットを切り離す

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エラストマーのブロックとプッシュロッドを分離するのに必要なキモリお手製のSST。(特殊工具)


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スライディングハンマーの要領でアルミカラーを引っ張り出す。


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アルミカラーにはM6 のネジが切ってあり、この様な形で出てきます。


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アルミカラー(中央)は、プッシュロッド(下)に圧入されつつエラストマーブロック内のベアリングに入りますが、そのプレーンベアリングがホワイトメタルにテフロン加工されたもので、凄くいい感触(ちょっと”やらしい”感触・・・木森さんが絡むとすぐエッチな方向にいくが?・・・ん、いい表現だ)で回転方向とスラストを保持しています。最終的にはボルトナット(上)で固定しますが、プッシュロッドが開かないように制限しているだけなので締付すぎは厳禁です。(故にウレタンワッシャーにナイロンナット)


スイングアームの取り外し

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予めチェーンリング側のスペシャルナットを外してからピポットボルトの頭にアレーンキーを掛けて緩めていきます。ここもブラスブッシュにプリロードを掛けているだけなので軽く緩みます。



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ネジ山が過ぎたところからは手で引き抜けます。



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どうです、この精度。ブラスブッシュがちょっとしか架かってないのに自然落下せず、スムーズに動く。



KIMORI を買うとこんなものが付いてくる

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保証書(しかも2年)と取説以外にフレームをアッセンブリーした後に常盤の上でアライメントを測定した検査証。精度への拘りと自信の証だ。



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フロントのダンパーユニットしかり、これらのパーツを全て1から作り出しているところがキモリフレームの凄いところ。市販の部品といえばボルトナットの類、ピロボール、オイルシールにエアバルブ位のもんだろう。



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チェーンリング側のスペシャルナットとアルミ中空ピポットボルト。ネジ山の精度が抜群で、けしてシャラシャラとは回らず、軽いセルフロックナットのようにニュルニュル回る。中空ピポットボルトにも秘密がある。




さてロンスイにすると、どれだけ重量が嵩むのか?

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オリジナルのリヤアーム:560g


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ロンスイはスケールのキャパオーバーなので二つに分けて計ります
スイングアーム:722g

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プッシュロット:308g

ロンスイ合計1030g TOTAL 469g の増加・・・・・なるほど


明日、火曜定休日は藤井氏の出番の予定でしたが、サイクルモード搬入まで後二日。休み返上で組み立てねば。

ということで明日につづく