あけましておめでとうございます。

橋輪サポートライダー、火曜日定休日ブログ担当の藤井です。

※年末、そして年明けの回は帰省中でサボってしまってすみませんでした。



今回ようやく、告知済みの動画をここでご紹介します!

この動画はかなり気合を入れて作りました。

というのも、この動画から新たに機材を2つ自作して撮影しています。


ではこちら↓





いやー、かなり自画自賛ですよ(笑)

ここで、今回自作した機材(カメラクレーンとドリー)のご紹介です。


まずはカメラクレーンから。

市販のクレーンは超高価(僕らにとっては特に)なので、色々と知恵を出して自作しました。

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こちらはカメラクレーンの調整をしているところなんですが、自転車の整備スタンドにフロンフォークとフロントハブ、ヘッドセットにホームセンター買ってきた単管やクランプを使ってクレーンを作り、カメラが3Dで動くようにしています。と言っても、今回は縦方向の動きしか撮っていませんが・・・。

このクレーンの製作費ですが、自転車の部品やネジは手持ちのものを使ったので。たったの¥3,000でした。

クレーンのアームに使うパイプは2mで、支点からの距離が1.5m、地面か支点までも1.5m、アームの先端からカメラまでの距離を30cmとして、高校生で習う三角比を使って単純計算すると、地面から最高点まで2.6m持ち上がることになります。(アームの水平位置から最高点までの移動角を80°として計算した場合)


クレーンはてこの原理で出来ているので、撮影時にはカメラと反対側に重めのリュックをぶら下げて、指一本で動かせるようにして撮ります。


カメラを取り付ける部分は蝶つがいを使って、カメラが最下点(地面)にあるときに水平に安定するように「コの字」形の部分のバランスを調整し、最高点にカメラがあるときに撮りたいアングルになるよう、ヒモで角度をつけてやるとあら不思議、アームを上げ下げするだけでカメラは自動的に撮りたいアングルに角度がつくのです。


今回は時間もなく、思いつきで簡単な図面を書いて半日で仕上げたため、まだ改善すべき点はあるのですが、ほぼ狙い通りに撮れたと思っています。



もう一つのドリー(カメラが滑らかに横にスライドしていく映像を撮る機材)ですが、こちらも格安自作!


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全体図はこんな感じ↓

例によって、ホームセンターでアルミの「コ」の字のレール(¥1,000)を2本とそれを固定する板を購入。(今回はこの¥300のもともと歪みのあった木の板のせいで、固定したときレールにも少し歪みが出て制度が落ちていた)


接着には万能な超強力両面テープを使用。

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肝心のカメラを乗せる台は、こちらもホームセンターで売っていた1個¥400くらいの床下工事のときの足場のタイル?みたいなやつです。

溝が切ってあって、レールに乗っかるボールキャスターは正直必要なかったのですが、球を使うとレールと接する部分が面ではなく点で支えられ、摩擦が少なくて良いのかなーと思って採用したのでした。(面打ボールキャスターBM型 ¥500)


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今回の撮影で使ったクレーンとドリーはすべて自作で、本当に格安で作っています。


こういうアイデアだけで、かなり趣向を凝らした映像になりますよね。

参考になれば幸いです。


では、今年もよろしくお願いいたします。


頑張りまーす!!!