フロントハブのシールドベアリング組付編


昨日の分解編に続き、ベアリングを組み込んで行きますが、今回は特別な工具は一切使わずに


            こいつを使って

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クイックレリーズを特殊工具として使います。上のタケノコバネは、外しておきます。
まず、ベアリングにリテーナーを通しておきます。



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   次に、クイックシャフトを通してハブに入れます



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反対側には、リテーナーのみを段付き部分に入れてクイックナットを掛けておきます。



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クイックレバーを開放の位置にしてクイックナットの方を手で絞めこんでいきます。
手で絞められなくなったらクイックレバーをロックの方向にグイッと倒します。
これでベアリングがハブに少し圧入されます。

もう一度クイックレバーを開放するとナットに遊びがでます。
そしてナットを締め込み、またレバーを倒す。

これを2.3回繰り返し、いつもの力でレバーを倒しきったらベアリングは段付きの位置まで圧入完了です。



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      きれいに収まったベアリング




            次に反対側も
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同じくベアリングにリテーナーを通し、アルミカラーもセットしておきます。



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     同じ要領で圧入していけば完成です




            クイック一言
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タケノコバネの向きに注意してね、細くなってる方が内側ですよ。
   (反対でフォークに組むとバネがへちゃむくれます)



これで分解、組立が終わりましたが、シールドベアリングはグリスアップが出来ませんので、異音やガタが出たら交換になります。



※昨日の分解編の最後が、うまく伝わらなかったようで編集しました。