”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その14【橋輪Blog】

TSR のリヤサスペンションを検証する 5

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「TSR のリヤサスペンションを検証する」も(5)に至った。大きな問題を抱えながらも他の部位に現実逃避してきたが、もう逃げられない。厄介なのは、新品のピポットリビルトキットを取り寄せたとしても直る可能性は無いからだ。

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びくともしなかったスピンドルを抜く。



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ボルトナットは、何でもプーラーに早変わりで便利。



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カラー替わりのボックスのコマ。



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これでナットを締めて行けば、



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はい抜けて来ました。結構硬かったな。



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左右のブッシュが平行でないような?



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左側のブッシュが傾いでるね。



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プレスして奥まで入れて上げました。



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スピンドルは、まだ入りません。



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これは、12.70mm のストレートリーマーを通せば解決すると思われる。


その前に寸法を当たってみよう

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ブッシュの外々が54.15mm。



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スピンドルが54.97mm だからブッシュから片側0.41mm ずつ出ることになる。これは明らかに出過ぎだ。



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続いてフランジ内々を測ると54.84mm。



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これでは、54.97mm のスピンドルは、容易には入らない。



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次にフランジにピポットボルトを入れてブッシュ側面に接触できるか見てみよう。(先ほどの数値と違うのは塗装の具合)



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ここからボルトを締めて行くと54.21mm まで縮んできた。



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更に締めこんで行くと54.11mm。これなら54.14mm のブッシュを十分に押し付けられる。



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平行度は出せないが元の状態よりは遥かに良いはず。



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このスピンドル今のところやりようがある。これがブッシュ外々と同じ寸法だったら動きが相当渋くなり、少しでも短かったらTSR のリヤサスはリジットとなる。さてと、どうやって何ミリ削るかだ?

次回につづく、


”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その13【橋輪Blog】

TSR のリヤサスペンションを検証する 4

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モールトンバイシクルには、様々なシートピラーサイズが混在する。パイロン系のΦ27.2に、AM系の完全に孤立したΦ34.9 / Φ35.0。クロモリでは、SST のΦ31.6 とTSR系Φ31.8。この中で完全独立系のΦ34.9 / 35.0 は、フレームキットにシートピラーが付属し、完成車のTSR系には、Φ31.8 が付属する。混乱しそうなので纏めてみた。以下に現行モデルのシートピラー径を示す。

【Φ27.2】付属なし
DOUBLE PYLON / SUNGLE PYLON / AM-SPEED

【Φ34.9】フレームキットに付属
NEW SERIES / AM-GT Mk.3 / AM-20 Mk.2 / SUPER SPEED

【Φ35.0】フレームキットに付属
AM-SPORTIF

【Φ31.6】付属なし
SST-20

【Φ31.8】完成車に付属
TSR-9 SP / TSR-9 FX


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これが完成車TSR-9 FX に付属する特殊サイズΦ31.8 のシートピラー。



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シートチューブ内には、アルミのシートパイプシムが挿入されている。



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これは、SST-20 用のシートパイプシム。TSR とSSTは、同じクロモリでシートチューブ内径が同じなので少し厚みがある。


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これでΦ31.6 に変換できる。



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TSR のシートパイプシムを抜いて、



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SST 用を挿入。



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これでアフターマーケットのシートピラーが装着可能となります。

ぼくは今回このモデルのプチモディフアイにおいて、軽量化は求めないので交換しないが、重たいヤグラの付いた太くて長いシートピラーの交換は、このモデルのダイエットに大きく貢献するだろう。

そろそろ本題に進もうか


”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その12【橋輪Blog】

TSR のリヤサスペンションを検証する 3

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”その10” で「TSR のエンド幅は、135mm であった」と書いたが、ダイナベクター富成次郎氏よりご指摘を受けたので、訂正したいと思います。もしかして毎回 ”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” シリーズをチェックされているとなると、あまり悪いことは書けないかな? いや、最初にばくは、良い事も悪い事も全部書きますと宣言したので、このまま隠さず行こうと思います。次郎氏によると TSR は、135mm のリヤハブをアッセンブリーしているが、フレーム側はエンド幅133mm で、130 / 135mm 両方のハブに対応させているそうです。それでリヤホイール外すのがちょっとキツかったんだ。

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RIDEA の130mm ハブを載せてみよう。



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改めてリヤエンド側の寸法を測ってみたら本当に133.34mm であった。



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フリー側をエンドにくっ付けて、



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反対側を見ると、こりゃちょっとね。やっぱりTSR は、リヤエンド135mm の方が絶対マッチングします。

イギリスのクラシックバイク、1963 トライアンフ T140 エンジンのレストアした際、次郎さんに散々教わったんですよ。あの時先生がいなかった組み上がらなかったと思う。完璧なエンジンに仕上がった物のシャーシに進む段階で断念。当時、トラックマスターフレーム(下写真)が手に入らなかった。もし手に入ったとしても昨今のようにどんなバイクでも車検が取れちゃう時代ではなく、純粋なレーサーフレームでナンバーを取得するのは不可能だったと思う。快音を唸らせることは出来なかったが、あのエンジンのオーバーホールは実に楽しかった。

16-08-02-McAllisterTrackmasterTriumph[1]

次回は、TSR の特殊なシートポストサイズについて

蛙は、おたまじゃくしの子 I Live Light 蛙 【橋輪Blog】

蛙は、おたまじゃくしの子 I Live Light 蛙 

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NEW! I Live Light 蛙 1.500円(税別)

CR1025 ボタン電池で点滅する非常に小型なセーフティーライトです。フィギヤ職人によるハンドメイド塗装で多彩なカラーバリエーション。おたまじゃくし形のパッケージがいけてます。

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赤水玉

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ゴマ桃

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ゴマ緑

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ゴマ黄

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ピアノブラック



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ちょっといかしたパッケージ。



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丁度、雨蛙ほどの大きさ。



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シリコンバンドが付属。



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お腹のマグネットで鉄の部分に引っ付きます。



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喉元のスイッチで点滅開始。




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鉄のパーツやフレームに引っ付きます。



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アルミパーツは、付属のシリコンバンドで、



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鉄片が埋め込んであるので、



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ぴょんと引っ付きます。


こちらも現役!

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ぶらさカエル 1.500円(税別)

どちらも無事に帰るって意味を込めてるんだって!


”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その11【橋輪Blog】

TSR のリヤサスペンションを検証する 2

TSR のリヤサスペンションはハイドラスティックではなく、ソリッドのラバーコーンだ。今夜はこの辺からバラしに掛かりますか。

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どうやら左右から留まる4本のビスしか見当たらない。



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ええええ、タッピングビスなの!



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全部抜くとカタンと落ちそうなので六角レンチを差しておこう。



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さてどうだ?



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カタンとは落ちなかった。おう、こうなってんのね。で、更に下げてみるとゴツンと止まった。



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シートチューブ側は、ラッパのような形。



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ゴツンときたのはこれだった。



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グリースニップルを先に外しておかないと後悔しますよ。



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リヤアームの動きは非常に渋い。



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ピポットボルトを外します。こちら前回やったAM-GT の皿ネジではなく、キャップボルトだ。



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緩み止めにはノルトロックワッシャーを使っているようだ。



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ノルトロックワッシャーが良く食ってる痕が見える。



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ピポットボルトを外してもリヤアームが落ちてこない。



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しかも抉ってみると、こんなにガタがあるのに外れない。プラスチックハンマーで衝撃を与えて外す。



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これが左側の砲金ブッシュ。



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中を貫通するスピンドルは、面一。しかも手では回らないしスラスト方向にも全く動かない。



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逆に右側は相当飛び出した状態。



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これがゴツンと止まった痕。グリスニップルで傷を付けてしまったようだ。



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リヤアームへのラバーコーンの取り付け。



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このタッピングの穴は、シートチューブ側のラッパに嵌め込んでおいてラッパ側からドリルで開けていると思われる。だから左右同じではないと見てマーキングしておいた。


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リヤアーム側の取り付けは至ってシンプル。



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リヤアームのフランジ部を観察するとスピンドルが食い込んだ跡が見て取れるもののブッシュが触った形跡がない。と言う事はスピンドルがフランジ内々の幅より長い可能性がある。



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こちら右側の雌ネジを持ったフランジ。青いのはロックタイト。



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ピポットボルトには問題なさそうだが、



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AM-GT の皿全ネジボルトよりは遥かに良いキャップボルトでガタも少ない。



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こいつはまた12.70mm のストレートリーマの登場だが、スピンドルが長ければ旋盤加工が必要になってくる。工作技術の無いぼくには、大きな課題が残った。

次回につづく、



”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その10【橋輪Blog】

TSRのリヤサスペンションを検証する

ここまであまり大きな問題は無かったが、そろそろ何か起きてくれないと読者の皆さんもつまらないと思うのでは。期待に応えて問題が発生しそうな雰囲気ぷんぷんのリヤサスペンションの検証に入る。

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ちょっと気になったこのチェーン。conneX との刻印がありドイツ製みたい。



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変わったミッシングリンクでここまでは、ゆるゆるで更に力を入れると、



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パチンと外れる。



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まるでハードコンタクトレンズを外す要領。



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チェーンもリヤディレーラーも外し、クイックシャフトも抜いたが、ホイールは落下しなかった。まあタイヤ上部にゴツンとゲンコを食らわせないと外れないフレームなど幾らでもある。逆にエンドが開いてしまっている方がクイックの使い方に影響が出る。



ビックリのリヤエンド幅、135mm であった!

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TSR の逆爪エンド幅は、135mm であった。ホイール又はハブ注文の際は、お気を付けて。



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リヤハブからカセットスプロケットを外す。



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これはダサいから取っ払いましょう。リヤディレーラーの調整がちゃんと出来ていれば無くて良い部品ですから。ローギヤとスポークの間にチェーンが落ちてしまうトラブルに対応するアメリカのPL法対策らしい。



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リヤハブも玉押し調整を試みたがフロント同様の結果だった。



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クランクアームのフィキシングボルトは、左右共全然緩かった。これも納車整備時には要チェック。



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フィキシングボルトがトルク不足なに何故かスクエアーテーパーは、しっかりと勘合していた。こんだけ緩いとプーラー使わなくても取れちゃうのが多いのに。



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おっと!リヤサスペンションアームに手が届く前に時間が来てしまった。今夜は、3月31日を持って橋輪を退職した叔父さん(ぼくの亡くなった親父の弟)の送別会なのであります。ぼくが生まれる前から親父と兄弟2人の3人で自転車屋やってたんだから凄いよね。自転車一筋60年!お疲れ様でした。

次回につづく、


ウルトラロープライスの高品質カーボンフラットバー【橋輪Blog】

ウルトラロープライスの高品質カーボンフラットバー

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カーボンフラットバー Φ25.4 580mm    5.800円(税別)

ウルトラロープライスの高品質カーボンフラットバーが入荷しました。金輪チョイスの製品なのでハイグレードです。

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センタリングポイントも細かく表示。クランプ径は、25.4mm ですが、31.8mm もラインナップ。



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カーボン繊維が綺麗です。



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重量は、124.5g。



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カーボンバーエンドバー  2.000円(税別)



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重量は、82.5g。



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長さはクランプ中心から75mm。



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バーエンドとセットで買っても7.800円(税別)

安いっしょ!


”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その9【橋輪Blog】

SRAM DD3 リヤディレーラーのチューニング

TSR-9 に付いてくるSRAM DD3 のトップ側変速スピードの遅さが許せないと ”その4” で書いたが、変速スピードが遅いのは、SRAM DD3 のせいでは無かった。それではそのチューニング方法を伝授しよう。

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リヤディレーラーのパンタグラフスプリングだが、ロー側にシフトするほど引っ張られスプリングの力が強くなる。逆にトップになるほど弱くなり最後はバネが線接触して動かなくなる。この最後まで行かなくともシフトケーブルによる摺動抵抗が勝って戻りきれない(トップに上がらない)状態にある。Hi 側ストッパーボルトを完全に開放してもだ。ここで視点を変えてみる。



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リヤディレーラーを外すが、SRAM はチェーンテンションが強いので予めチェーンを開放しておかないとケッチン食らいますよ。



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にしてもこのBB 良く回るな。




DSC_9042 - コピー
リヤディレーラーを外すとワッシャーが1枚。これはSRAM に付いてくるのだろうか、それともパシュレー社がアッセンブリーする際、入れた物なのか? その右にあるフック式のBテンションは、エンドが極端に薄いモールトンには有利だ。



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リヤは、4mm エンド厚ではなかった。



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測ってみると約5.7mm。



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それでも普通のエンドと比べると2mm ほど薄い。モールトンのエンド厚も7.7mm あればSRAM DD3 も本来の性能を発揮するはず。



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Sugino チェーンリングスペーサー BK 1.600円(税別)
内径10 / 外径15 / 厚み0.5mm  5枚セット



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いいもん知ってるもんね。



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元々入っていたワッシャーが、パシュレーが入れた物として1mm。



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これに0.5mm チェーンリングスペーサー2枚を追加すれば2mm の違いをカバーできる。これで Hi 側アジャストスクリューも有効に使えるはず。 



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トップ側の変速スピードが格段に上がった。これはもう絶好調!目〜つぶってでシフトしたらRED と勘違いするかもよ?

次回は、リヤサスペンションを

日本では売っていませんが tern のテールライトのご紹介【橋輪Blog】

日本では売っていませんが tern のテールライトのご紹介

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tern Vizy Light   $40.00

日本では売っていませんが tern のテールライトのご紹介です。縦に並んだLEDライトが直視の視認性で、下方に放射するライトが地面を赤く映し出す間接的な効果をプラスしています。安全性は確実に上がると思われますが40ドルは、良いお値段ですな。

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取付ゴムバンドは、27.0〜35.0mm まで対応。



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高級感漂うアルミボディー。



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USB 充電タイプ。



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取付も簡単で、



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下から入れて、



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上まで来たら、



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180°回せばロック。



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たまたま登場するYoubo です。今日はロードバイクではなく、初のフォールディングバイクを購入。



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購入したのは、tern Verge P10。このためにテールランプを用意してたんです。  

tern Verge P10


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tern ロゴの下あたりがベストポジション。



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このまま畳むことが出来ます。



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点滅モードは、7通り。



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これが、ポーターサドルの正しい使い方?


The tern Vizy Light





お知らせ色々 【橋輪Blog】

お知らせ色々

KIMORI COLOSSUS HR ステッカー発売!

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KIMORI COLOSSUS HR ステッカーKit  32.000円(税別)

17インチディープリム専用ステッカーキットです。アプリケーションシート、センターマーク付ガイドラインが付いています。

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折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ発売

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辰巳出版より「折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ」が明日の3月31日発売となります。

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SHOP ORIGINAL SMALL BIKE CUSTOM では、S さんのアニバーサリーが掲載されてます。



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SMALL BIKE CATALOG では、KIMORI のラインナップ。HRも載ってます。



DAHON / tern のプレミアムフライデー

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DAHON / tern のプレミアムフライデーキャンペーンです。明日の3月31日(金)に限りご成約のお客様に DAHON でしたらスリップバック、スリップカバーの何れか、tern でしたらターンツールをプレゼント!

DAHON スリップバック / カバー   tern ツール

こいつは、ラッキーであります



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