MOULTON TSR-9 SP が売れました(その5)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました(その5)

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塗装を剥がしたフランジとブラスブッシュ、スピンドルのクリアランスをそれぞれ測っていきます。

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ネジきり右フランジ中央付近は、形状が良くないので、



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奇麗な左フランジで測っていきます。



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スピンドルにピポットボルトを通します。締め付けてしまうとフランジが閉じてしまいますから締め付けず。


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この隙間を測りたいのです。



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隙間ゲージで測ってみると0.30mm でした。隙間に差し込む力は、バターを切るなんて言いますね。



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次にこちらのブラスブッシュとフランジのクリアランスを見ます。



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スピンドルシャフトを挿入し、



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リヤスイングアームを組みます。



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ピポットボルトを思い切りクソ締めします。



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塗装を剥がす前は、全く動かなかったのに対して手を離すと、



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ストンと落ちました。ブラスブッシュの側面とフランジ内側が、ほぼ接触していない証拠です。



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勿論横方向に多少のガタも出てます。



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今、左右フランジ内々の距離よりもスピンドルの方が短いわけですからフランジが内側に押し付けられたわんでいる状態です。ここからピポットボルトを緩めてフランジを開放してみます。


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隙間が出来ましたね。ライトをかざし上下の隙間を観察します。ほぼ上下の隙間は同じです。



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本来ここに隙間ゲージを入れて比べてみたいところですが、



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塗装のないステンレスフレームなら良いのですが下側は、ゲージが塗装の上に乗ってしまうので測定不能です。なので目視点検しか出来ないわけです。


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今度は、ピポットボルトを締め込まない状態で。スピンドルの短いことは無視できます。



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横方向にあるガタを向こう側に押し付けます。



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測ってみましょう。



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0.40mm でした。


これで計算上は、スピンドルに0.30mm、ブラスブッシュに0.40mm のシムを入れれば、しっくり来るはずです。今夜はここまで。

明日につづく、



MOULTON TSR-9 SP が売れました(その4)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました(その4)

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今回、以外に優秀だったリヤアームピポットブッシュとスピンドルシャフト。何時ものようにスイングアーム側のフランジ内側の塗装を剥がす作業です。

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スピンドルシャフトは、スラスト方向の動きに加え回転もスムースです。



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もう慣れた確認作業です。飛び出したスピンドルを、



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平面の出たもので押し戻します。



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反対側を見て、



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爪が僅かに掛かるくらいに飛び出していれば OK です。



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フランジの様子を確認。



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スピンドルを入れようとしても入りませんが、



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無理やり押し込むと入ります。



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でも中央では、これだけ隙間があるわけです。



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何時もの自作回転砥石で塗装を剥がします。(この自作回転砥石見る人が見れば一発で何を使ってるか分かります。モデルによって JR と FUTABA を使い分けてます。昨日夕方モールトンを見に来た方など一目瞭然でしょう。聞くと大のラジコン飛行機マニアでした)


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こんなもんで良いでしょう。



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左右大体均等に剥がせました。



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今度はストンと入りますね。これなら調整可能です。


本日は、柏まつりの会議などありまして、ここらで終了。まあまあ毎度の作業と思われるでしょうが、自分が購入する自転車の整備をリアルタイムで見れるのは、この上ない楽しみなのです。

明日につづく、


MOULTON TSR-9 SP が売れました(その3)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました(その3)

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フロントサスペンションフォークの点検が終了したので今日は、リヤセクション行ってみたいと思います。

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スラムのリヤディーレーラー外します。



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何やら厚いワッシャー入ってますね。これぼく自ら入れてるのと同じですね。モールトンフレームのリヤエンドが薄いのでトップでのリターンスプリングが縮み切っちゃうからですね。パシュレー分かってきたじゃん。

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クランクも外しちゃいます。



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この辺は、全て要らないパーツとなります。



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さて問題のリヤアームピポット。



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さて緩めてみますよ。



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はい、だらーんとぶら下がりました。



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予想通りガタはありますがいい方です。



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再びピポットボルトを締め込むと・・・・やはり動かないです。



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フランジの平行度はいいように見えます。



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珍しくスピンドルシャフトは、ちゃんと動けています。



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せっかくグリスニップルが付いているのにグリスが全くありません。



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ブラスブッシュよりスピンドルの方が僅か出ていれば、ピポットボルトをクソ締めしてもリヤアームはスイングするはずなのですが、何時ものようにリヤアームフランジ部の塗装が悪さをしてるのでしょう。やっぱ何もなしって訳には行きませんね。

明日につづく、





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MOULTON TSR-9 SP が売れました(その2)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました(その2)

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さてボトムリンクが入って行かない原因は、何でしょう。

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おっとブッシュ斜めってたからかじってやんな。



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こりゃボトムリンクブッシュ交換だな。



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ブラスで内面テフロン加工してあるやつ。



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動きがスムースになります。



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これ丁度いいワッシャーがあってね。これ挟んで圧入すると自然と左右対称になんのよ。



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んんいい動き。



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サブフォーク共に4か所入れ替えました。



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そして何時も通り長いボルトに入れ替えます。



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ロックタイトを塗布して、



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通常と反対方向から入れて固めてしまいます。



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あらここ入らねーぞ!



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タップでさらってやっか。何してんだパシュレー。



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梨地のクロモリフォークは、グリスを塗って組みます。



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ナイロンナットをかけて止まったところから時計の針で3分。



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これでサスペンションフォークは、完了。

次回は、リヤセクションを



MOULTON TSR-9 SP が売れました【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました

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MOULTON TSR-9 SP が売れました。長年の憧れだったモールトン。ドロップバーにShimano 105 11s コンポーネントでの納車リクエストであります。

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それでは、いつもの通り納車整備から。



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外見上ちょっと変かなと思うのは、このボトムリンクのアウタープレート。



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先ずは、フロントセクショら。



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フロントサスペンション分解開始。



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この辺は、全部使いませんのでお持ちか入り頂きます。



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分解作業は、何時も通りなので早送り。



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そして変だったボトムリンク。



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こりゃプレスの打ち抜きミスだね。普通はねるだろ!



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フランジも



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なくなっちゃってます。



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こちらダイナベクターより代品を送ってもらいました。



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ボトムリンクブッシュを確認。



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左右均等でなく、しかも斜めってます。



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これも修正。



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メイン、サブォーク全て整えました。



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スプリングには、グリスがたっぷり。何時も通りの平ワッシャーを1枚追加します。



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ここにね。プリロード調整が格段にしやすくなります。



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ピストンにもグリスを塗布して、



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組付けます。



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ボトムリンクの動きを見ようと差し込むと、



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あれ入らんぞー!

明日につづく、




DAHON K3 PLUS(完成お披露目編)【橋輪Blog】

DAHON K3 PLUS(完成お披露目編)

K3 PLUS のフレームが持ち込まれ第一話を書いたのが2021年9月23日。1年と9か月の歳月をかけ、この完成お披露目編を含むと40回にも及ぶ超大作となりました。小さな K3 PLUS に最新 DURA-ACE R9200 12s Di2 コンポーネントを搭載するなんて世界初でしょう。数ある難関を乗り越えて何とか完成させることが出来ました。カーボンホイール、フォークを調達して頂いた仙台の銀輪舎さんにも感謝です。それでは、今夜はノーコメントで!

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撮影後に試乗してみました。ブルホーンは、写真映えする角度にセットしたためレーシー過ぎるポジションとなりました。実際のライドでは、もう少しアップライトな角度に合わせる(VRO ステムのボルト2本で自由に変更可)必要があります。12速 DURA Di2 も初めてで、シマノマニュアルにそぐわないセッティングをしたにも関わらず確実な動きをしてくれてます。特にワンクリックの操作後、変則タイミングを待つのではなく、シフトスイッチを押した瞬間から変速が開始となりとても気持ちがいいです。ジーンテックのハイブリッドディスクブレーキシステムも高い制動力を発揮していたことも記しておきましょう。

さて気になるカスタム費用ですが・・・・


フレーム以外で総額 640.000円也!






DAHON K3 PLUS(その49)【橋輪Blog】

DAHON K3 PLUS(その49)

いよいよ最後の作業となります。今夜は、ペダル、クイックリリースの取り付けとバーテープ巻きで完成となります。

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PS-717T バタフライペダル Ti   11.640円(税別)



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ペダルボディーは、アルミCNC で、取り外し可能なスパイクが片側7本付いてます。



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チタンシャフト採用のトリプルベアリング仕様。




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202.5g と非常に軽量です。



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高級クランクに相応しいペダルですね。



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RIDEA ES2D 100/135mm Ti クイックリリース 7.500円(税別)

K3 専用 RIDEA ES2D 84/76mm は、⇒ こちら


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カム部分に薄っすらグリスを塗布して組付けましょう。



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Lizard Skins バーテープ 1.8mm   3.900円(税別)



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これにてオールコンプリート。長かった〜!

明日は、完成お披露目編を



PS:O さんの K3 ゴールドカスタムは、売れました!
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tern エンジョイサマーセール開催!【橋輪Blog】

tern エンジョイサマーセール開催!

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tern エンジョイサマーセールのご案内。開催期間は、6月30日(金)〜8月6日(日)まで。以下の対象モデル(ROJI BIKE 除く)で最大15.000円のキャッシュバック + E-Bike 25.000円のキャッシュバックです。

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Vektron N8(ベクトロン)

2022 tern      
Vektron N8          350.900円(税込)
橋輪プライス       350.900円(税込)
8 Speed  21.5kg

通常定価売りの E-Bike Vektron N8 が、25.000円キャッシュバックの325.900円でお買い求めいただけます。


(例その2)

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VERGE(ヴァージ)[N8]

2022 tern 
Verge N8            126.500円(税込)
橋輪プライス      113.800円(税込)  
8 Speed  11.0kg

Verge N8 は、税込定価が126.500円と10万円以上なので15.000円のキャッシュバックとなり10% OFF の橋輪プライスから更に15.000円引きの98.800円でお買い求めいただけます。




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DAHON アクティブサマーキャンペーン開催!【橋輪Blog】

DAHON アクティブサマーキャンペーン開催!

DAHON_アクティブサマーキャンペーンバナー案_02
DAHON アクティブサマーキャンペーンのご案内。開催期間は、6月30日(金)〜8月6日(日)まで。以下の対象モデルで最大15.000円のキャッシュバックです。

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Horize Disc(ホライズ・ディスク)

2022 DAHON 
Horize Disc        116.600円(税込)
橋輪プライス    104.900円(税込)
8 SPEED    12.0kg

ホライズディスク(限定カラー除く)であれば、税込定価が116.600円と10万円以上なので15.000円のキャッシュバックとなり10% OFF の橋輪プライスから更に15.000円引きの89.900円でお買い求めいただけます。


(例その2)

Boardwalk D7 (ボードウォーク)

2022 DAHON                  
Boardwalk D7         79.200円(税込)
橋輪プライス         71.200円(税込)
7 Speed     12.5kg

ボードウォークですと税込定価79.200円と10万円以下なので10.000円のキャッシュバック
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本日、地元商店会の総会がありますので、お先に失礼させていただきます。




DAHON を積んで出かけよう FIAT 500 + DAHON K3×2【橋輪Blog】

DAHON を積んで出かけよう FIAT 500 + DAHON K3×2

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久々の「DAHON を積んで出かけよう」は、2回目登場のフィアット・チンクエチェントであります。
前回は、DAHON Mu D9 一台でしたが、今回 K3 2台であります。

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ご夫婦で DAHON K3 の限定カラーを色違いで購入頂きました。



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さーさ、教えた通りに畳んでくださいね。



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二人して初心者マークなんだって。でもさーこのトランク無理じゃね。



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あらあらキャンプ道具でいっぱいですね。



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へ〜!電動で幌が開くんだ!



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でもってここからポイ!



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後部座席に2台収まっちゃいました。



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あれ、帰りは奥様運転なのね!

ありがとうございました。



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