Shimano 11速コンポ搭載のVisc は、15回という長い連載の末組み上がった。贅沢にもKinetix PRO をスペアーホイールとしたその車体には、部品総額50万円を超える大金が次ぎ込まれた。現在、22 SPEED のVisc は、Oさんのこのマンゴーが初めてだと思われる。
撮影隊は手賀沼サイクリングロードへ。今日は雷雲の下、ビビリながらの撮影となった。(実際に我孫子側に一発落ちたし)雨の合間と路面の乾き具合をみて試乗させて頂いたが、目の前を通過して行ったロードのおっさんに、瞬く間に追いつくことが出来たのはRIDEA の楕円チェーンリングのお蔭だろう。マジで速い。
(画像クリックで拡大)
だがまだ完成したわけではない!
ラインナップ中一番短いMu Elite用ハンドルポストとMu SLXのCONTROLTECHカーボンフラットバーの用意がある。
そしてVORステムは70mm でのリクエストで製作依頼を掛けている。
ハイスピード化したVisc P22 には、これ位のフロント荷重が欲しい
ご期待には添えず7900であります
敗北が最後に待っていた。こうなるとRIDEAの楕円チェーンリングを諦めてDURA クランクセットのチェーンリングに戻すか、9000 フロントディレーラーを7900に落とすかしかない。ぼくの意見は、DURAチェーンリングの優等生には戻したくないし、楕円リングのインパクトとパフォーマンスを優先したい。Oさん、ごめんなさい、ぼくの知識と経験が無かったために。でも今のところ何処の販売店に「DAHON Visc P20 に9000 フロントディレーラー付きますか?」と聞いてもまともな答えは返ってこないであろう。
フロントディレーラー:DUR-ACE 7900 9.856円
やはり直付けできる7900のほうがしっくりくる。ケージとチェーンリングの兼ね合いも普通に戻った。
お蔭様でリクエストのこれが取り付けられるようになりました
SRAM チェーンスポッター 4.860円
楕円チェーンリングによるチェーンの脱落防止の保険です。チェーンデバイスなしでも変速を繰り返しましたが、脱落の気配はありませんでしたが。
CONTROLTECH カーボンボトルケージ 9.280円
TOPEAK レースロケットHPC カーボン 6.260円
取付はTOKEN アルミボルトブラックで。
余ったボルトはこちらに。
MKS コンパクト Ezy 9.800円
最後にOさんお気に入りグリーンのワンポイントで締めくくり。
いや〜今回も沢山の勉強させて頂きましたわ!
Mu SLX は行けそうな感じだな。
tern Verge シリーズのフレームには絶対ムリ。
明日は風も止みそうだし、どこかで撮影しようか
初めて手にしたDURA 9000。多大なトラブルを乗り越えてここまで来た。さー、その繊細なる動きを見せてくれ! まずはリヤディレーラーから行ってみようか。
うん、素晴らし。しかも操作性が軽い。柔らかいリターンスプリングによるフルアウターの抵抗が気になっていたが、シフトアップも確実に同期しているようだ。
続いてフロントディレーラー行ってみよう!
ケーブルを繋げてアウターリングに掛けてみよう。
あれ!
インナーケーブルがケージと干渉した。ハンガー下を回ってバックフレームの真ん中から出てくるロードバイク向の設計か、こんなへんてこプーリーを反して引っ張る考えは元々ないのだろう。
完全に”くの字”にまがってるが、諦めないぞ!
この手がある!
9000 DURA のディレーラーにはケーブルを通す場所が指示されている。(CABLE IN ⇒)こいつを無視してやれ。
通常はここを通す。
反対側、しかも突起の外を回してやれ。
シマノの説明によると付属するゲージを使いどちらの突起を使い何処を通すか決めろとあるが、この通し方は間違いだと書いてある。
プーリーから引くとほぼ真下に引く形になってしまうので、この方が好都合だし初動も軽くなる。
ほら見いー! 0.5mm 離れたぞ。
変速性能にも全く影響なし。寧ろ軽くなった。楕円リングなんて全然怖くないじゃん。ここまで来たらもう貰った様なものだ。
だけど何だかカリカリ鳴ってるな〜?
ダ、楕円リングだ!
偏心しているところでチェーンが持ち上げられ、ケージの後ろ側にガッツリ当たってんだ。 ガーン! これは想定してなかった。
しかも フロントディレーラーはこれ以上、上には行けない。
9回の裏、完全に逆転負け!
暗黒さんに加工して頂いたフリーに11速カセットを組む。
本当だ。ローギヤとスポークには十分なクリアランスがある。
10速目を重ねたスプロケ。フリーには確実に11速目に噛みつくスプラインが見える。
11速目。フリーとの高さもいい。
ロックリングを締めて11 SPEED カセット組み付け終了。
暗黒さん、ありがとう!
CN-9000 4.338円
SL-BSR1 2×11 9.856円(バーエンドシフター
Dixna レバーハンドルマウント 5.610円(左右セット)
11速専用のバーコン。レバーはブラックとなった。
バーコンはこれで ”ギリ兄” マウントする。
シフターの装着完了。今は完売となったブレーキレバーはOさんが見つけてきたスピードダイヤルアルチメイト。3万円のブレーキレバーだ!
ERGON GS3 カーボン 12.310円
グリップもGS2 からカーボンエンドのGS3 に変更。
KCNC ライトウイング超軽量シートポスト 20.300円
CONTROLTECH MODULE サドル 35.100円
これでほぼ組み込み作業は終了。
さー、11速コンポよ、素晴らしい動きを見せてくれ!
次回につづく
断っておきますが、この手の改造を行う際、フリー自体を研磨加工してしまうため、当然ホイールメーカーの保障は確実に無くなります。自ずと自己責任においてとなります。保障を求める方は、このような改造は止めましょう。現在、Joseph Kuosac(ジョゼフ・クゼ)社に11速フリーの用意があるか確認中です。
この部分を1.8mm 削る。
本来、スプラインの側面の通り(赤線)に落せば良いのですが、
この部分の直角が出ていないためにローギヤが奥まで入って行きません。
ですからこの幅でガッツリ落していきます。
そしたら今度はローギヤが掛からなくなるのでは? ご安心下さい。1・2速はスパイダーで一体化してますので、
6.76mm −1.8mm =4.96mm 掛かっていますので大丈夫です。
暗黒さんが、作業工程を写真に収めてくれてました
すいません、フリーも外さずにそのまま渡してしまって。
そこまでやって頂けたんですか
11速カセット持ってたんだ。
スポークとローギヤの干渉テストですね。どうやらOK だったようで安心しました。
JK 11 SPEED フリーの完成です。
「橋本さん、出来ましたよ!」
て、! 持って帰って速攻で加工して、その日に届けてくれた。
片道、54km あんだよ!
朝出して、夕方バッチリ 暗黒技研
甘かった、トップギヤが噛まないどころかロックリングも掛からなかった。フリーをあと1.8mm ほど削り込めたらな。最早これはあの人にお願いするしかないか。”闇の自転車お助け職人”
神社裏のお稲荷さんにお願いしてみた。電話もしたが。
今は無きK.B.ハウス
「暗黒さん、これいらねすか? 新築の家には不向きな色褪せ、綻び多少ありですが秘密基地の入口に付けたら飯場(またまた失礼)からリゾート気分になりますよ。取付はコーチボルトだけです」
「橋本さん、お疲れ様です。もっもらえるのですか?欲しいですね〜秘密基地の入り口に付けたいです」「もらいに伺います」
「3m10有りますから MAZDA デミオじゃ無理ですよ」
しめしめ、来てくれるそうだ!
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ききき・・・来た〜!
4 t 車の日野レンジャーでやって来た!
しかもユニック付。これ大げさすぎねーか!
「遠慮なく頂いてきます」
「実は、暗黒さんに相談があるんですけど」
「教えて下さい。JKのシマノ10Sタイプフリーなんですが、1.8mm削り込めば11S対応になると理解すればよいですか?」
「1.8mmの削りしろがあってカセットがスポークに当たらなければ11速化はできます」
「これならギリ行けるかもしれませんね」 「スポークとの干渉は削ってからでないと解りませんが」 「ダメだったら1.8mm のスペーサー作りますよ」
「宜しくお願い致します」
「あとこれ、もお土産に」
「マジすか?」
「船長がレッコしたアニバーサリー009のフレームです」
暗黒さん、何作るのか?楽しみだ!
本当に10速フリーに11速カセットは付かないのか?
「付かないよ」と言われてるだけで、組んでみた人はいないのか?
やってみよう 納得すっから
CS-9000(10 SPEED) CS-7900(11 SPEED)
10 SPEED が176.5g
11 SPEED が195.5g
てことは、1枚多いのに19g しか増えないのか凄いな。
こちら10速のカセット構成
11速はロー2枚と3・4・5速がスパイダーで、そこからは1枚づつのスペーサー組み。
10速カセットにはロー側(フリーの奥)に1mm スペーサーが入る。
要は、「組付け寸法のロー、トップのギヤ板両側面間の寸法が1.85mm 広くなりますよ」ってことであり、感じんなのはこの青線引いたフリーに入る部分の寸法(1mm スペーサ除く)ではないのか。
ローギヤが内側にせり出してもスポークと干渉しなければ、リヤディレーラー作動範囲でカバー出来るしトップギヤがエンドに近づいてもチェーンが干渉せず、ロックリングがある程度掛かっていれば問題ないのでは?
測ってみよう
台座にするのに丁度いいものがあった。
木森さんから貰ったKIMORI COLOSSUS 分解工具。スライディングハンマーのウエイト部。
1mm シムに合わせたかの様な、
いやピッタリ同寸法。
1mm シムはここに入る。
ピッタリでしょ。
10速が36.93mm
11速が38.88mm てことは、1.95mm 厚くなるのか。ここで1mm スペーサーを抜けば0.95mm だろ。この位ロックリングのネジ山でカバーできっかもね?
これが10速カセットを1mm スペーサーなしで積上げた状態。トップギヤ上面よりフリーが飛び出したら締め切らないのは言うまでもない。
ロックリングを締めてみよう。
ギヤはガタガタですね。
こちらは、1mm スペーサーを入れて組んだ状態。ここから0.95mm ネジ山の掛かりが浅くなるのだ。
もしかして、、、行けちゃう?
11速入れてみます
1・2
1・2 3・4・5
1・2 3・4・5 6
1・2 3・4・5 6 7 8 9
1・2 3・4・5 6 7 8 9 10
10速入れた所でギリまで来てしまった。このスプラインに11速が掛からなければアウト。
さー、どうだ?
クルンクルン良く回ります、回ります。11速入れた瞬間足がスカッと抜けますよ。
ここにスプラインが届かないのです。
もちろんロックリングのネジ山も一切掛かりません。
完全なる敗北です シマノさん、反省してます
これから祭りの反省会なので、今日はこれにて
RC DEPOT
祭り二日間を何とかこなした自分にプレゼントです。若干の熱中症で顔が死んでいますが、心の中はウキウキです。
昨日29日に入荷したてのホヤホヤ。20フィートコンテナ2台が一気に到着したようでRC DEPOT の倉庫はパンパン状態。これは早く行かねばと本日夕方参上した次第。
中身はこれ、エクストリームフライト91”エクストラ。
91”だから2.3m。酔っ払った勢いで予約しちゃったやつ。
助手席を倒してなんとか搭載。
箱を開けると流石にでかいや。
キャノピカバーも付いてくるんだ。
しかもメッチャ軽い。これなら70cc ツイン積んでも船長のDAHON Mu SLX と勝負出来るかも。
完成するとこうなります。
それでは機体の説明を・・・・・
「それ、いいから早くDAHON 進めろよ!」
失礼しました あまりにも嬉しかったもんで
明日は、Visc 11速化を
フルスクリーンモードでどうぞ! めちゃ凄いよ!
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